暴漢とバトルした時の昔話

寄稿文

寄稿日:2021年11月16日



ハイディホー、チャッキーだす。

今回は、パチンコ業界で大評判&大人気の動画「裏研修」の一コマに触発されて書いてみたよ。

その動画の中で店長さんが、「昔のクソイキリ店長は木刀など武器を携行する人が多かった。自分は野球のバットとカモフラージュにグローブを車に積んでいた」「防犯グッズの八割はイキリ目的」と仰っていたのを聞き、ちょいと自分の昔を思い出した。

パチスロ4号機時代、それは同時にゴト氾濫の時代であり犯罪ありまくりの時代であった。

基板交換、ぶら下がり等不正器具の取付などが横行していた。

その手口は、時に店舗の外壁を破って侵入したり、その外壁のすぐ裏側に設置している機種(主な標的は北斗)の基板やロムを交換するといったダイナミックなものまであった。

ご丁寧に壁を修復して帰るあたり職人技であった。

また、店舗を閉めて帰る際に強盗に襲われるなんて事件も珍しくなかった。

特に深夜は人気の少ない郊外店が狙われやすく、正に環七沿いの店舗で勤務していた俺は何かあった際の用心の為に武装せざるを得なかったのだ。

かといって、裏研修でネタになったような木刀やバットは嵩張るから不向き。

当時の俺は、金融屋にいる時に持ち歩いてた以下のような武器も持ち出した。

鎖分銅

兜割り

護身用のスラッパー/鉛入りのバトン

スタンガンや鉄パイプなんかもメジャーだけど、この手の携行型武器は下手すると相手に取り上げられてむしろ自分の危機を拡大しちゃう。

それに、こんなん警察の職質にあえば銃刀法違反や凶器準備集合罪でパクられるので、最終的に行き着いたのがコレ、コンクリートグローブとかパワーグローブとか呼ばれているコイツ↓

これなら簡単に奪われる事もない。

手の甲部分に鉛の粉が詰まっていて、拳を握りこんで殴るとコンクリートブロックも割れるという噂。

コンクリートは知らんけど、骨は折れる。

もし襲われても相手の鎖骨、膝、脛など狙って沈黙させられるのは金融屋時代に実証済みだったので、閉店作業後の退社時には着用していた。

鎖骨ってのは、筋肉に守られておらず折りやすい。

膝は横から蹴ると折り易いし倒せる。

脛は言うまでもなく弁慶の泣き所。

長引かせないための知恵やね。

いやぁ、あの頃はイキってたなぁ・・・と言いたいのだが、これが、ただのイキりで終わらなかったのである。

ある夜、割が取れなくて落ち込みながら店を出て施錠したところで、二人の男に襲われたのだ。

黒っぽい服にバイクのヘルメットを被っていた。

仮に催涙スプレーを持っていても無駄だったな。

「カネ!カネ!」と言ってナイフをチラつかせていた。

どうやら外人さんのようだった。

このまま再び店舗内に入れば警報が作動して警備員が来るのもご存じ無いようだったので、俺が先に入り、ドアが狭い為に犯人の内の一人が入ってきたところで、女子プロレスラーのアジャコング気分で裏拳一発から鎖骨にパンチ、からの屈んで膝にパンチ。

一人目が蹲ったところで二人目が襲ってきたので、やはり鎖骨にパンチ!・・・の筈が距離があったためにダメージが無かったようで、俺の方が脇腹をナイフで刺された。

でも、やはり距離があったせいか深くは刺さらず。

コイツには正面からのパンチが当たって鼻が曲がった。

顔を押さえて屈んだところに膝の横から蹴り入れると、脚が変な方向に曲がって倒れた。

そうこうしてると、すぐに警備員が駆けつけてくれて通報とあいなった。

俺はどさくさの間にパワーグローブという凶器を側溝に投げ込んで証拠隠滅し、素手で殴った体裁を装った。

でなければ、確実に過剰防衛と傷害でパクられたろう。

夜間の暗がりでの出来事だった為、犯人の外人さんも俺のグローブの事なんか見てなかったのか警察にも言及しなかったようで幸いだった。

パチンコ屋の強盗被害なんて、保険金目当ての自作自演だろ程度にしか思ってなかった俺が、まさかリアル強盗に遭うとは思っていなかったよ。

二回目のバトルだが、俺が店長でなく店の二番手だった時に、負けた逆恨みで路上で闇討ちされて反撃するのに使った。

みぞおち一撃でのたうちまわってたわ。

俺も左腕骨折させられてたけど(笑)

一対一だから良かったけど、複数で来られたらお陀仏やったな。

三回目のバトルは、客先店舗の駐車場で、大負けした逆恨みで店長さんを包丁で刺しに来たアホを軽く一発殴ったら顎がハズれたらしく戦意喪失。

奪った包丁で相手の尻を刺して逃亡防止し、そのまま警察に引き渡してサヨナラ。

店長さんが晩飯とキャバクラを奢ってくれると言うので、たまたま閉店時までいたのが幸いした。

店長さんに怪我されなくて本当に良かった。

余談だが、こういう経験があるので、いくら平和な世の中だからと言うて女性に店長を任せてる法人があるのが信じられない。

特に、実務は営業部長任せで神輿に乗ってるだけの女性店長が逆恨みで襲われたら、どうするんだろうと余計な心配してしまうわ。

同じように、アイドル店員と浮かれて女子店員をSNSで露出させて広告塔にするのも、結構勇気がいるよなと思う。

世の中には、SNS上のタレントが自分にはリプ返しなかったと怒る奴もいるわけで、本人の落ち度無く恨みを買うリスクが怖い。   

今の世の中SNS全盛で、自己顕示欲や自己愛や承認欲求が強いお姉ちゃんだらけだから、店側も姉ちゃんもリスク軽視しているようで少し怖い。

ま、年寄り(俺)の取り越し苦労だろうが。

何にせよ、貴方もお店も、こんな酷いめに遭いませんように。

無事に新年を迎えられますように。

だいたいのお店は保険に入ってるから、いざって時は現金を渡しちゃえと言うだろうが、対処法を会社とよく確認して下さいね。

万が一だけど、貴方の命を顧みず、頑張って金を守れなんて言ってくるようなら、さっさと転社・転職した方がいいかもね。

じゃあ、何で俺が抵抗したかってぇと、一度強盗でも脅迫でも何でも屈すると、その手の連中に話が広がって、以後鴨にされかねないから。

そういう奴らが寄り付く店になっちゃいかねないから。

皆さんが、イザという時に自分を守るか店を守るか、それは個人の自由。

皆さんが、俺みたいな酷いめに遭いませんように。

ではまた次のネタで会いましょう。

ハイディホー!!

寄稿者紹介

チャッキー氏

<プロフィール>

ホールも含めた、多業種の営業コンサルタント。

ぱちんこ業界を冷静に観察/分析しつつ、基本的には厳しいスタンスで臨む論客。