家庭に居場所がない&憂さ晴らしで来店するようになったお客を、どのように定着させるか?

寄稿文

ハイディホー、チャッキーだす。

(これは、緊急事態宣言下だった頃の話である)  

前に書いた客心理云々のネタで、パチンコ&パチスロをやる理由、来店する理由について屁理屈こねてみたのだが、実はコロナ禍突入後に結構ヘビーな来店動機が発生してた。

新型コロナ対策としての緊急事態宣言もあり、DQNを除く一般的な人々の活動範囲は狭まり、中にはほぼ引きこもり状態に追い込まれた人も少なくない。

そんな中で、気晴らしに出かける処も無く、退屈で退屈で退屈で死にそうだからとパチンコ屋に足を運んで下さる方々が増えた。

一時ゲーセン族になってた高齢者の一部が、その退屈しのぎの方々に引っ張られて帰ってきてくれた。

だが、来店客の愚痴を聞くと、それとは別に色んな理由で家庭に居辛くてパチンコ屋を避難所として扱ってる人が増えた気がする。

テレワークが増えて家族に邪魔っけにされてるお父さん。

パートを整理解雇されて次のバイトも見つからない不機嫌な嫁に疲れたお父さん。

テレワークになって家にいるようになった嫁とうまく関係を築けず逃げ出したお婆さん。

子供がずぅぅぅぅっと学校休みで気が狂いそうになってるお母さん。

子供がずっといる家にいる事で苛立ちを覚え、自分の子供への愛情に疑問を持ってしまい自己嫌悪に陥ったお母さん。

ずっと家にいる旦那がお客さん気分で家事を手伝わないのにイライラしてるお母さん。

よくテレビでコロナ離婚なんて言葉が流れてたけど、まさかこんな身近なとこにコロナによる家族不和があろうとは。

それが基で来店頻度が増えた方、新規に始めた方もいてはる。

こういうストレス発散型のお客さんって、刺激に飢えててどハマリしそうで怖いんだよな。

売り上げは上がるけど、俗にいう依存症に堕ちそうで。

まあ、幸も不幸も自己責任。

人には堕ちる自由もある。

パチンコ屋は依存症客依存だからね、店にとっては有り難いっちゃあ有り難い。

仮に止めたところで、どうせ他の店で打つだけだ。

気晴らしで留まってくれ、なるべく沼らない内に現実に戻ってくれと願うばかりだ。

コロナ前なら独りカラオケでの発散とか何か勧めるんだが、下手にカラオケ行ってコロナ感染されて俺のせいにされたら堪らんから黙っていた(笑)

しばらくすると、仲が悪いだ悩みの種だと言っていた相手のお姑さんとか旦那と仲良く打ちに来る人達も出始めて面白い。

困り事とすれば、子供を放ったらかしにしてるんじゃないかと心配になる事。

あと、こっそり子連れでやってきて、車に子供を置き去りにする人が増えた事。

こういう感じのポスターも貼ってあるんだがね。

このご時世でストレス発散しに行くとこが無い、子供を預けるとこもないってのも分かるけどさ、困っちゃうのよ。

先日も俺の客先店舗の駐車場パトロールで子供が封印された車があって、店内で呼び出しても反応無くて、警察まで呼んで大騒ぎになったらしい。

ほんと、皆さんのお店も駐車場確認は念入りにお願いしますね。

秋らしい気温になったからと言うて油断は禁物でっせ。

俺、自店でもなんでもない、下手すりゃパチ屋でもなんでもないスーパーの駐車場なんかも通りかかると車覗いて、さながら車上荒らしの下見みたいな不審者になっとるわ。

ちなみに、この悩めるご新規さん達は、(俺の出先店だと)とにかく「金銭的勝利」よりも「時間を潰す(現実逃避)」と「当たった時の快感」を求めてるのか、パチの低貸しコーナーで甘デジ打ってる人が多いかな。

その内、島は汚くなるけどユニコーンとかデビルマンとかを2台くらい移設して、4パチコーナーに誘導できへんかなとか企んでる。

ただ、最近のパチンコもパチスロも、遊技のシステムをお客さんに説明するのが、まぁ面倒くさい事この上ない。

機種説明の詳しいサイトを見てもらうのが早いんだがね。

解説する時は、あまり確率の数字を出しても分かりにくいから、遊技説明書にある円グラフを回転するダーツの的に見立てて説明するんだけどね、「スタートに玉が入ったらダーツの矢を一個投げて、的Aの赤い部分に刺さったら次に的Bに矢を投げて・・・」「緑に刺さったら最初に戻る、赤に刺さったらCZ・・・」みたいに説明し、なんとか分かっていただく。

だいたい途中から、「打つ! ヘソに入れる。後は機械が右打ちと言ったら右打ち! 左に戻せと言ったら戻す! とにかく機械の言う事を聞く!」みたいになる。

パチスロの方は、「目押しって知ってる?」から始まって、いくつか質問してから機種を選んでる。

ジャグラーなんて「光ったらOK!」だから楽で良い。

偉大だぜジャグラー。

後はハナハナ系も有難い。

(誰か、分かりやすい遊技説明があったら教えて下さいな)

こういうお客さんに、自店以外のTwitterを教えてるのね。

そのお客さんが打ってる機種を取り上げる事が多い来店マンのアカウントね。

そこでも、やっぱりジャグラーはペカッてる写真や動画だけでも来店動機を呼び起こすから偉大だわ。

こういう、憂さ晴らしで来てくれるご新規さんや復帰組をどれだけ今の内に自店に取り込めるかがコロナ明けの営業を左右するかもしれない。

特にパチスロは2400枚規制があって、もう以前のような出玉を望めない。

となれば、深追いさせず出玉2400枚で御の字くらいの軽い遊技スタイルをこっそり提唱していくしかない。

これまではドライバーで玉を飛ばしてたゴルフが、ドライバー抜きで「刻むゴルフ」をするような、小刻みな出玉を積み重ねるイメージかな。

こういうのは、永年「万枚」と言うキーワードに縛られ煽られた古参客よりも、新規客の方がすんなり受け入れてくれ易いかもしれない。

何より店側が意識を変えてお店を変えないと遊技客の志向も変えられない。

ストレス抱えた新参客が来てくれている中、どう取り込むか、どう沼に落とすか、店長さんの腕の見せ処でっせ。

ではまた次のネタで会いましょう。

ハイディホー!!

寄稿者紹介

チャッキー氏

<プロフィール>

ホールも含めた、多業種の営業コンサルタント。

ぱちんこ業界を冷静に観察/分析しつつ、基本的には厳しいスタンスで臨む論客。