パチンコ店舗Twitterは、こんなに仲良しで大丈夫なの?

寄稿文

皆さま こんにちは。ユーザーのゴンザレスです。

副作用がナカナカにキツイっす_(:3」∠)_

そんなわけで、今回はTwitterを閲覧していた時に感じた素朴な疑問に関する寄稿文を書かせていただきました。疑問内容はタイトル通りで「パチンコ店舗Twitterは、こんなに仲良しで大丈夫なの?」です。

客の数と客の金は有限

私は月給制&小遣い制なので、一月に使える遊技費用の上限は35,000円と決まっております。これが減ることはあっても増えることはありません。

小遣い自体はもう少し多いのですが、昼飯代やら通信費やらジム利用料なんかを引いて、しかも飲み会やら付き合いが激減しての35,000円です。

ごくごくフツーのサラリーマンが使える金なんて、こんなもんかと思います。

何かの副収入でもあれば増やせるかもしれませんが、「フツーの副業をすれば遊べる時間も減る」ので、これがなかなかに難しいのが現実。

そんな私の世知辛い話はさておき、大抵のユーザーは遊技費用の上限があると思います。なんせ皆が皆、結婚式を何回も開いたりヘリに乗ったりするような御身分ではありません。庶民感覚(笑)

なかには借金や横領をして青天井で打っているバカ者もいるでしょうが、そんなの極めて稀でしょう。経験則だけで申し上げるなら、大多数のパチンカーは清く正しく、そして「借金は無いけど貯金も無い」人達ばかりです。結婚してお子さんが生まれても生活パターンを崩さない猛者がいるのが玉に瑕ですが。

で、予算上限が決まっている以上、当たり前ですが遊ぶ店舗数が増えれば一店舗あたりの費用は減るわけです。

例えば、「八王子に住んでいて勤務先は神田、遊んでいたのは神田A店」だったとしてA店舗Twitterが立川B店(別資本)のアカウントへ「イイね」して興味を持って、仕事帰りにB店へ遊びに行ったとしましょう。

ぱちんこ業界的な希望としては「A店で元のように35,000円使ってB店でも借金してでも20,000円くらい使って欲しいな♡」でしょうが、んなこと誰がするかい。

良くて「B店で様子見がてら20,000円使って余ったり勝ったりしたらA店でも使うかな?」程度のもんです。そして立川B店の方が気に入れば、神田A店は何のためらいもなく捨てます。

ヒドい言い方に聞こえるかもしれませんが、ユーザー=消費者なんてのはこんなもんですし、そもそもどんな業界であれ消費者で構成されたシェアを奪い合うのに必死なわけです。

ところが、いまのぱちんこ業界のTwitterを見ていますと、どうも「すすんで顧客を渡している」ように思えてきます。笑っちゃう話ですが、例えばX駅の周辺の店舗がお互いを紹介しあっている状況まで見られるわけです。地理的にはどう考えても競合店でしょうに。

そこまで近くなくとも、同じ市のパチンコ屋同士がイチャイチャしているケースも多々見られますが、これでは「同じ業界だから」「業界を盛り上げるため」にしても、ちょっと行き過ぎているように思えてきます。

これが、例えば「同じ車業界だから」とN産ディーラーの社員が社名入りのアカウントで「近くのTヨタディーラーで買った新車最高!!」なんてやった日には、ちょっとした事件になるのでは無いのでしょうか?

もちろん、消費者たるユーザーはマイホTwitterを観るだけで「イイね」や「リツイート」で他の魅力ある店舗の情報を得られたり、自分の行動範囲のパチンコ屋の再発見があったりしますので、【金スキル:乗り換え上手】を駆使して遊び先を変えやすくなるのは良いことだと思います。あくまでユーザーにとっては。

でもこれって普通に考えて商売的にはマズイ状態なのでは?例えるならダイエーのセール情報を西友のTwitterアカウントで知って、西友ではなくダイエーに行くようなもんですよ?

あるいは「今勢いのある地域一番店のアカウントにフォローして貰うことで、一番店の客を自店へ呼び込む」という作戦かもしれませんが、魅力があるから地域一番店であったりTwitterで魅力を発信できたりするわけで、自店に魅力が無いなら無理があります。

過度ななれ合いは消費者に不信を生む

ほかにも仲良くすることの弊害がひとつ。

パチスロは知りませんが、パチンコというのは「遊技費用の価格差や価格変更は確実にあるが、その価格が常に不明瞭」な遊技と言えます。

ここであらかじめ申しておきますが、「遊技費用は1玉4円&1,000円250玉と明記されている」というクソみたいな建前論は無用です。どんな建前をぶちまけようが1,000円16回転だったのが8回転になれば、ユーザーの感覚では「遊技費用は2倍」となるのが現実ですので。

ま、そんな不明瞭な価格変動が起きる業界で、しかもそれを店舗側が一方的に変更可能な業界で、Twitter上とはいえ過度に仲良くしているのを見ると「談合・横並び・カルテル」という単語が浮かんで不信感しかでてきません。不信とまではいかなくても「この人は商売敵と何をしているんだ?」と単純に疑問が浮かびます。

先ほどの例を持ってきますと、ダイエーのセール情報を西友のTwitterアカウントで知った場合、消費者としては「こいつらあからさまにセール品をずらしたり価格の横並びをしたりしているんじゃないのか?」と疑問に思うわけです。

小売業なら価格表示もしっかりしていますから否定もしやすいですが、パチンコ屋ならそうもいきません。未来は知りませんが少なくとも現在は釘にしても設定にしても公表できませんので、「横並びをしていない」という明確な否定ができません。

それを考えれば、「少なくとも明らかな競合店舗や競合店舗と同じチェーンのアカウントと過度に仲良くしている姿を見せるのは避けるべきではないのか?」と考える次第です。

「仲良くするな」とは言っていません。「過度に仲良くしている姿を見せるな」「距離感を見せろ」と言っているのです。匿名アカウントや地域の連絡会やら組合でイチャイチャウッフンアッハンするのは、それは自由です。

出玉競争の否定は別の戦争のはじまり

「これに関連して」というわけではないと思いますが、たまに出玉競争(つまり価格競争)を否定しているような意見が見られます。

たしかにどんな業界でも価格競争の行きつく先は業界全体の疲弊。分からんでもありません。

しかし、「価格競争の否定」というのは「競争の否定」ではありません。「価格以外の付加価値の競争」です。

もしアイドル店員がそれなら、「他店舗の店員は修正が強すぎて同じ顔に見えるなぁ。うちのアイドルさんは修正なしでもカワイイね」くらいのことを書く気概は見せていただきたいものです。いまのご時世で本当にそれをやったら怖そうなので、あくまでも気概で(笑)

それに、価格競争の否定の先にある「付加価値の戦争」も辛いですぜ。むしろこっちの方が辛いかもしれません。

なんせ「高付加価値」「ニッチ」は口に出すのは簡単ですが、長期間研究して模索していかなければなりませんし、模倣されれば価値が下がるし、それを大資本に模倣されては勝ち目がありません。「模倣が難しく小中資本が実現可能なニッチな付加価値」なんてどれくらいあるのやら?

おわりに

いつもがそうであるように、今回も個人的感想にすぎません。この仲良しな雰囲気はTwitter界隈では常識なのかもしれませんし、ぱちんこ業界が特殊なのかもしれませんし、あるいは自分の考えが保守的に過ぎるのかもしれません。それに広告や情報発信においては、ぱちんこ業界には大きな制約があるのが影響しているとは思いますし。

また、ぱちんこ業界も色々ありますので、一致団結しているようなムードを見せなければならないのかもしれません。「そんなの二年前にやっとけ・遅いんじゃボケ・死に体なってからやってどうする」という罵詈雑言を投げつけたくなりますが。

しかし、遊技人口が減り、残ったユーザーもコロナ流行で給料も減り、あるいは失業し、今後の不安で貯金を増やす人は増えてきていると思います。つまり業界が食い合うパイは加速度的に激減しているわけです。

他店舗は業界の仲間であると同時に、今年中に潰さなきゃ自分が今年中に潰されちまうかもしれない商売敵です。ぱちんこ業界に限らず、どんな商売でもそうだとは思いますが。

そのため「業界一体感のムードは作りつつも適切な距離感の演出が大事なのかな?」と思います。物理的な距離は勿論ですが、Twitter上でも一歩引いた他店とのお付き合いが必要なのではないのでしょうか?

また、「なれ合い」といった競争の鈍化は、即ち消費者たるユーザーの不利益でもあります。「談合・横並び・カルテル」も「業界全体を維持するため」「疲弊による共倒れを防ぐため」という言い訳のもとで実行されるものです。その言い訳を大義名分として消費者に多大な負担をかけるのです。

消費者たるユーザーの皆様におかれましても、「こいつら最近仲良くしすぎだろ」「そのせいか釘も設定も内装もサービスも似たり寄ったりだなあ」「行く価値がだんだん減ってきたなあ」「なんか不愉快だなあ」という不信感や不満を抱いたら、すぐにでも店選びや地域選びや遊技そのものを見直すような努力が、今は必要な時期なのかもしれません。

まさに『そんなホールなら捨てちゃえば?』です。

では、また次回。

寄稿者紹介

加藤ゴンザレス氏

<プロフィール>

楽太郎ブログの最初期からの読者。

おもに会社帰りに打ってる養分リーマン。

パチンコばかり打ってます。 

「細く長くパチンコと付き合う」感じで遊んでます。

Twitter:@gonzalezes2544