パチンコを初心者に勧めるのには無理がある

寄稿文

皆さま こんにちは。ユーザーのゴンザレスです。

「パチンコ系ブログの寄稿文で何を言ってやがる」という批判がありそうですが、真面目に書いたつもりです。

書きました、書きましたよ、必死に!その結果がこれなんですよ!

きっかけ

先日、日工組新理事長のインタビュー記事を拝見しました。わりと面白かったです。

スペック面では革新的で攻めた挑戦をしている非常に意識が高いメーカーですので。「リアルに現場に携わっていて出来たのがアレか」などと言いたいことはありましたが(笑)

そして、記事の最後はファン向けの言葉として「(各社から良い機械がでるので)是非、友達、家族、恋人を誘ってホールへ足を運んでみてください」という言葉で締めくくられておりました。

よく業界の方が発信しているようなフレーズです。こういった言葉を見るたびに私は、

「相手が初心者なら無理っす」

「パチンコを初心者に、特に近しい人間に勧めるのは無理っす」

と心の中でツッコんでおります。

「パチンコが嫌いだから」というわけではありません。寄稿文を書かせていただくようになって、改めて色々と考えさせていただきました。

そこで出た結論として「(パチンコ)やっぱ好きやねん」です。

「悔しいけどあかん、あんた(パチンコ)よう忘れられん」と私の中のやしきたかじんさんが歌っております。

その上で勧められんのです。

なぜ勧められないのか

①パチンコ遊技の金銭感覚が、一般人のそれとはかけ離れ過ぎている

 例えば、最近出たPFガンダムUCに興味を持った後輩がいて、「遊びたいから連れてってください」と言われたとしましょう。

希望的観測で1000円18回転ぐらい回るとして、ミドル機ですから分母で約二万円。できれば三万円は欲しい所。それでも当たるとは限りませんが、それは仕方ない。

そのため後輩には「三万円持ってきて、全部一日で消えるかもしれんけど」とアドバイスするかと思います。

まあ、多分ドン引きされます。三万円という金額は安くはありません。

一ヶ月は平日のランチが豪華に食えます(庶民レベルで)。

毎日発泡酒でなく本物のビールが飲めます。ツマミも盛り沢山です。

NetflixとU-NEXTとディズニーチャンネルに登録してスポーツジムに通って視聴しながら運動して、ジムで水素水飲み放題と個人ロッカーに契約しても余ります。トレーナーによる個人指導もギリギリ付けられそうです。

なんならディズニーランドをカップルで遊べます(交通費別)。

三万円と言うのはそれだけのお金なのです。

もちろんオスイチで当たるかもしれませんし、一万円以内で当たるかもしれません。ですが「一万円だけ持ってきて」とは言いにくいし、そもそも一万円だって大金です。

それに4パチだとワンプッシュで社食一食+食後の缶コーヒーが消えます。改めて考えると、実に恐ろしい。

1パチという手段もありますが旧台が基本で、新台に興味を持った人にはあまり意味もありません。

②尖ったスペックが多すぎる

 とりあえずどうにか説得して三万円持ってきて貰って、運よく確率分母程度の二万円で当たったとします。ところが当たったのが運悪く3R通常(400玉程度)、おまけに時短なしだから即終了。

少なすぎる出玉と短すぎる大当たりに驚愕しますね、多分。二万円使って出てきたのが等価1,600円分のションベン出玉です。

「なんでこんなに少ない出玉になるのか」という理由を初打ちで理解できるかは分かりませんし、理解できても嫌な気分はどうにもならない。

初代アクエリオンのような通常でも出玉『感』のあるスペックなら良いのですが、規制をクリアしつつ速さや継続率や右打ちでの出玉を追求して「パチンカー向け」に特化した今の遊技台を初心者に勧めるのは、非常に難しいものがあります。

スペック面ではマイルドな海物語がありますが、海物語はパチンカーの間でメジャーでも世間一般には無名ですので勧めにくい。海のナマモノが右から左へ流れるだけの映像なんて面白くは無いでしょう。

③ハマって貰っても困る

 ビギナーズラックで一万円どころかオスイチで20%の1500玉×2を引いて、おまけに連チャンしまくりで3万発近く出して10万円換金したとします。そこまで行かなくとも数万円のプラスになったとします。

これは庶民の金銭感覚的には結構なインパクトです。

最近は出玉が速い機種ばかりですので、出た時の圧倒感は恐ろしい程あります。

で、そこからパチンコに悪い意味でハマってしまってもらっても困るのです。

「いい大人だから後は自己責任だ」と片付けるのは簡単ですが、教えた側として罪悪感はあるし、喉に刺さった小骨のような後味の悪さはあります。

ですので「勝手にハマる分には自己責任だが、そのきっかけに自分がなりたくない」という思いがあります。

一応、少し前の業界調査として「依存する人は元々問題(発達障害等)がある」「ギャンブル依存と鬱には関係がある」というような発表がありましたが、そういったものは外見から判断できるものではありません。これが「M字ハゲの人は依存しやすい」とか外見でわかるなら良いのですが。

ましてや鬱なんてストレス社会の現在では誰にでも起きうることです。「不況の時にはホールは盛況する」なんてのは案外そういう面が関係しているのかもしれません。

④パチンコは一人で楽しみたい

これは私個人の好みですが、パチンコの利点の一つは「店に大勢いても一人になれて、そこに違和感はない」ことだと考えています。「うるさい所で一人になりたい」という複雑な気分の時にピッタリ。

仮に会社の同僚に会っても、お互い無視か黙礼程度がマナー。

もちろん友人同士で隣あってワイワイ遊技することや複数人で遊ぶ連れパチを否定するものではありません。私も学生時代はやっておりました。

しかし、今は一人で楽しみたい。一人になれる時間を楽しみたい。

『パチンコをする時はね、誰にも邪魔されず、自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ、独りで静かで、豊かで・・・』と、気分はまるで孤独のグルメ。

それで初心者に教えるのが億劫になります。

実例

実際、「パチンコしてみたい」という人らが過去にいまして、何回か頼まれたことがあります。

その時は漠然と「パチンコは楽しいが、やらないに越したことはない遊び」という考えがありましたので、「ヤメとけ」とまず止めていました。

※笑ってしまうことに、その場にいたパチンカー上司(当時)も「そうだぞ。こんなもの覚えない方が良い」と同調してくれました。

それでも希望する人には1パチの甘デジを勧めていましたが、非喫煙者ばかりでしたのでタバコの煙と音でリタイアが多かったように思います。

おわりに

とはいえ私はただのユーザー。

遊技人口の増減を気にしたり、増やす努力をしたりする必要がある立場ではありません。

それでもネットをフラフラと泳いでいると、「どうすれば遊技人口を増やせるか」と業界の方々がウンウンと唸っております。

唸る前に、とりあえずご自身の親御さん、奥様、旦那様、子供さん、お孫さん、ご親戚等々、身内の初心者を誘うことから始めてはいかがでしょうか?

息子さんや甥っ子が高校を卒業するか就職したら、「ようこそ、『男の世界』へ・・・」とホールにいざなえば宜しい。パチンコ玉もスティールなボールですので。

もちろん、ご自身が関わる店舗は「スロットとカラダで」案件になりマズイですが、まだまだパチンコ屋は残っており選び放題です。

もしも断られたら「何故断られたか、どこにハードルを感じたのか」を聞いて考え、自身が実行するのに躊躇したなら「何故誘うことをためらったのか」を考える。

そんな地味なことも必要なのかなあ、と思います。そもそも「遊技も含めてお約束事が多いが、それを業界が発信せずユーザーに委ねる」部分が多いのが現実ですし、それを初心者に教える教師役までユーザー(金を払う側)に求めるとしたら、それはさすがに厚かましい。

とはいえ、当分の間は理想論をおいといて「今いるホール客を維持すること・今いるユーザーを奪い合うことに専念しないと不味いんだろうなあ」と思いつつ、今回は締めさせていただきます。はてさて、一体いくつ残るのやら?

では次回。

寄稿者紹介

加藤ゴンザレス氏

<プロフィール>

楽太郎ブログの最初期からの読者。

おもに会社帰りに打ってる養分リーマン。

パチンコばかり打ってます。 

「細く長くパチンコと付き合う」感じで遊んでます。

Twitter:@gonzalezes2544