面接アウトサイダー列伝

寄稿文

ハイディホー、チャッキーだす。

さて、以前に面接ネタ『誰が為に鐘は鳴る』でも書いたように、コロナ不況で求人反応が増えた。

中には、面接の席上で採用を決めちゃうケースってのが稀にある。

だが反対に、その場で帰れと言いたくなる、または言っちゃったケースってのも多々ある。

今回は、そんな話。

よくあるのが、サンダル履き兄ちゃん。

別にさ、スーツ着てこいとは言わんけど、海の家のバイトじゃねえっつうの。

ちょっと指摘すると、「サンダル履きがダメとは言われなかったし、服装の指定は無かった」だと。

はいはい、いちいち言わなきゃならんのね、面倒くさいわ。

「お帰り頂いて結構です。今回は縁が無かったという事で」

次に多いのが、土日祝日休ませろという人。

いやいや、接客業でそれは無いやろと言うと、他の人を出させるか、土日祝日出られる奴を他に雇えばいいじゃないかとぬかす。

なんでお前の都合中心に、既存の従業員が考えなきゃならんのよ。

冗談も休み休み言え。

大学の都合で休みが土日しか無い?

知らんがな。

こっちは、既存の従業員を休ませやすくする為に求人してんだよ。

「お帰り頂いて結構です。今回は縁が無かったという事で」

あと、意外と多いのが、履歴書に日付を入れてない&志望動機や通勤時間などを記載していない、または消せるボールペンで書いてるケース。

履歴書を使いまわす気満々な奴は、面接もしない。

「お帰り頂いて結構です。今回は縁が無かったという事で」

次に、最近多いのが、とにかくコロナがコロナがと連呼する人。

コロナで仕事を失った、コロナで仕事先が無い、コロナで住む家を失いそうだ。

コロナがコロナがコロナが・・・

いや、分かるよ、分かるけどさ。

ここは救済施設じゃないんだ。

泣き言を並べられても、コロナは俺達のせいじゃないしな、同情も何もできないわけよ。

雇ってくれと言われても、雇いたくなる理由が見当たらないとね・・・

嘘でも、ここで働きたい!って言える人間でなきゃ、他でも雇われる事は無いやろな。

いい歳して、面接は嘘の吐きあいって事を知らない奴は、何処の面接も突破は無理やで。

「お帰り頂いて結構です。今回は縁が無かったという事で」

次に、これは某大手出身者の中でよく見かけるんだけど、「マルハ〇の〇〇店は僕が支えてました!」「マルハ〇の〇〇って企画は自分がやりました!」って申告してくる人。

自分を大きく見せようとし過ぎなんよね。

俺はマルハ〇出身者に良いイメージが無くてね。

自己主張が強すぎるのよ。

俺は天下のマルハ〇出身だから俺の言う事を聞け!ってね。

あと、やたらに「前の店では」「マルハ〇では」と連呼して新しい職場に馴染もうとせず現状否定ばかりして、周りから、「そんなに前の店が良ければ前の店に帰れ!!」と言われちゃう。

社員のみならずバイトでも、こげな自意識過剰がゴロゴロいる。

前の経験を生かすのもいいが、とりあえず観察しようぜ。

「お帰り頂いて結構です。今回は縁が無かったという事で」

自信過剰と言えば、コロナ前の学生さんに散見されたのが、「僕は人脈が豊富です!」って言う子。

セミナーとかパーティーを多数運営してきたのでと自信満々。

学生でも人脈=金蔓とか積極的協力者がいるものか興味を持った。

「では、貴方の知る融資担当者に連絡してアポをとって下さい」

「では、貴方の知る〇〇担当者に連絡してアポをとって下さい」

などと言ってみたが、連絡をとる事すらできなかった。

人脈とは、政財界との繋がりだったり、金蔓だったり、その人の為に一肌ぬいでくれる有力な協力者の事だ。

彼の言う人脈は、ただの知人に過ぎない。

仮に将来有望な若者がいたとしても、現時点で人脈と呼ぶには心もとない人達ばかりだ。

企業の人事によっては、人脈という言葉から「他人を道具扱いする人間/深い親交は図れない人間/最後は裏切る人間」と毛嫌いする人もいる。

彼には、「現時点の人脈を誇るよりも、実行力や実現力、交渉力をアピった方がいいよ」とだけ助言した。

「お帰り頂いて結構です。今回は縁が無かったという事で」

お次はレアケースなんだけど・・・。

真夏のクソ暑い日に長袖で来た兄ちゃん。

案の定、紋々(入れ墨)入れてました。

そんなんパチンコ屋でなくても雇えんわい。

でも、その兄ちゃんが、やたらに食い下がるのよ。

入れ墨じゃないです、タトゥです、入れ墨とタトゥは違います!

そんな理屈、世間じゃ通らなないし、そんな反論する奴と働くのなんて面倒くさい。

入れ墨者は日本では、反社会勢力の構成員と見られても仕方ない。

入れ墨者は日本では、銭湯もプールも入れない。

たとえ入れ墨とタトゥは違うと主張したところで、恐らくお客さんは不快感を抱くだろう。

そもそも入れ墨だろうがタトゥだろうが、他人を威嚇し、場合によっては服従させる為に入れてる物だと解釈されるのが一般的だろう。

そんな事も分からないで入れ墨入れちゃう頭の悪さに付き合ってられるかよ。

「一生懸命働きますから!」と彼は連呼したが、どうせなら一生懸命働きそうなカタギを雇うよ。

接客業は第一印象が大事。

入れ墨を見て怖がられて帰られても、弁解する機会は無い。

彼の入れ墨に眉を顰める来店客に、入れ墨とタトゥは違うといちいち彼を擁護する義理は店には無い。

そんな面倒、真っ平御免だ。

「お帰り頂いて結構です。今回は縁が無かったという事で」

先の『誰がために鐘は鳴る』で、求人する側のお店や企業は、応募者が「ここで働きたい」と感じて貰える工夫が大事と書いた。

だが一方で、面接はお店や企業が応募者を選別する場所でもある。

勤めてやるってな態度は論外。

主張ばかりで店の都合に合わせる気が無い者も不要。

厄介な奴も不要。

求人側は、自店・自社に都合の良い者を選別して雇うだけだ。

企業は戦力と歩兵を求めてるだけ。

選ぶのは企業側=雇用側であり、よほど優秀な人間でない限り、求職側に選ぶ権利は無い。

だから、貴方と一緒に働きたいと思わせる工夫が、応募者にだって必要なんだ。

バイトの面接と言えど、先着順ではない。

自分は真っ当で就業意欲がある、そういう姿勢を演技出来る者や、例え嘘を吐いてでも自分は戦力になると高く売れる者が面接を突破できるんやで。

ではまた、次のネタで会いましょう。

ハイディホー!!

寄稿者紹介

チャッキー氏

<プロフィール>

ホールも含めた、多業種の営業コンサルタント。

ぱちんこ業界を冷静に観察/分析しつつ、基本的には厳しいスタンスで臨む論客。