耳を守護らねば④-ノイズキャンセリングイヤホンに関して【前編】

寄稿文

皆さま こんにちは。

「パチンカス系女子の漫画なら ぱちん娘。(若林稔弥先生)も良いけど ぎゃんぷりん(押切蓮介先生)も推したい」ユーザーのゴンザレスです。

Twitterでぱちん娘。の更新が流れて来たので、ついでに紹介させていただきました。「まさにパチンカス」なところが実に共感できます。

今回も「パチンコ健康問題・耳編」の続きとなりますが、要望がありましたのでノイズキャンセリングイヤホンについて先に書きたいと思います。

気合が入り過ぎてしまい文量も増えてしまったので、前編・後編の二部作で書かせていただきたいと思います。

はじめに

ノイズキャンセリング(以下NC)イヤホン(もしくはヘッドホン)を「難聴防止を目的としてパチンコ屋で使用すること」について、「賛成しにくい」あるいは「条件付きで賛成」というのが私個人の考えです。 

さらに言うと「そこまでメリットがあるのか?」というのが正直な感想です。

理由はいくつかありまして、

①NRRのような遮音性能を評価する一般的に使われる指標が無い

②NC機能は日常生活での使用が前提だが、ホールは日常とはかけ離れている騒音現場である

③NCイヤホンのNC機能は補助的なものに過ぎない

などが挙げられます。今回はNCについての基本的な説明と、①について書きたいと思います。

そもそもノイズキャンセリングとは?

NCは主に2種類あります。

①パッシブノイズキャンセリング(PNC)

イヤーピースの素材やイヤホンの形状を工夫することで、耳の穴や耳に密着させて外部と遮断させることで遮音性能を高める手法。

要はイヤホンの耳栓化です。

100円ショップで買ったイヤホンに遮音性能が高いイヤーピースを付ければ、そのイヤホンも広義の意味でNCイヤホンになります。もちろん性能はお察しですが。

②アクティブノイズキャンセリング(ANC)

一般的に、NCと聞くとこちらのイメージが強いと思います。

簡単に説明すると、

(1)騒音を専用マイクで取り込む

(2)電子回路で騒音を処理判断

(3)スピーカーから騒音とは逆位相の音を出して騒音を打ち消す(波を打ち消す)ことで耳に入る騒音を除去

という手法になります。

このようにNCには二種類あり、評価が高いNCイヤホンはPNCにもANCにも力を入れています。

それは何故かと申し上げますと、PNCもANCも一長一短で、全ての音域に対して万能というわけではないからです。

低音のアクティブ、高音のパッシブ

ANCは低音、特に連続した低音(空調音など)には強い効果を発揮しますが、高音や突発的な音には非常に弱いです。

波長が短い高音は低音よりも密で細かに行わなければならない事から技術的に難しく、突発音は予測演算も難しいからというのが理由とのこと。 

「じゃあANCは駄目なのか」というわけでもなく、むしろ音というのは低い音ほど遮音が難しく、「低音に強いのは凄いこと」のようです。

実際に私もそこそこのお値段のANC機能つきイヤホンを使っていますが、空調音などの低音の消え方には驚いております。

突発性難聴なんかも「低音域の騒音が強い(例えばライブなど)」ことで発症することが多いようですので、低音が大きく減衰されるのは耳にとって良いことかもしれません。

※そうなるとウーハー付きの遊技台がヤベェ事になりそうですが、ここでは考えないでおきます。

話は戻しまして、「低音対策はANCでやるとして、では高音対策はどうするんだ?」ということで登場するのがPNCです。

高音は低音に比べれば物理的な手法で対策がしやすいので、イヤホンのイヤーピースをウレタンなどの密着しやすい素材にしてイヤホンの形状を工夫することで、高音を減衰させることが可能になります。

このように様々な工夫を凝らしてノイズキャンセリングの遮音を実現させているわけですが、これらの遮音性能を評価する基準(正確には一般に普及している基準)が無く、真面目な製品も怪しげな製品も同じ土俵で戦っているのが今の現実です。

基準が無い=評価が主観

AmazonでNCイヤホンを色々眺めていますと、ウルトラだのスーパーだの世界レベルだの最高クラスだの美辞麗句で彩られていますが、これは全て独自基準の『自称』です。

つまり「一定以上の遮音性能がある」という保証が殆どありません。これでは防音保護具としては信用ができません。

例えば、SONYの上位機種は電子情報技術産業協会(JEITA)のノイズキャンセリング規格に適合しており、ANCはフィードバック方式やフィードフォワード方式の2つを採用して、イヤホン内部にもANC用マイクを設置して精度を高め、イヤホン形状やイヤーピースといったPNCも作り込まれています。

もはや書いている本人が何を言っているのか分かりませんので、実際に購入して試したい所ですが、ちょっとお高めで購入しづらいので無理っす(笑)

しかし、中華系イヤホンの中にはJEITA規格どころか、特に理由もなく「騒音を90%除去」なんて無責任に記載されているものもありますし、それ以前に「ANCは低音に効果的(高音には効果なし)」ということをしっかり記載していないNCイヤホンばかりです。

おまけにイヤーピースも薄くてペラペラで、どれくらい遮音性能があるのか分からない。これではPNCもどこまで期待できるのやら?

これらの現状からノイズキャンセリング機能の良し悪しを購入時に判断することはできず、耳栓のように「NRRが●●dBだから購入する」といったことが不可能なのです。一応レビューという形で情報は得られますが、それらは具体的な数値がなく、あくまで主観のみの判断となるので、本当に安全な音圧レベルなのかが分かりません。

そして、懸念がもう一つ。

それは「NCイヤホンは日常での騒音(環境騒音)を想定しているが、果たしてホールの騒音は日常的な騒音レベルなのか?」ということです。

・・・というわけでキリが良いので今回はここまでにさせていただきます。次回に続きます。

寄稿者紹介

加藤ゴンザレス氏

<プロフィール>

楽太郎ブログの最初期からの読者。

おもに会社帰りに打ってる養分リーマン。

パチンコばかり打ってます。 

「細く長くパチンコと付き合う」感じで遊んでます。

Twitter:@gonzalezes2544