「釘調節の合法化」という妄想

寄稿文

皆さま こんにちは。ユーザーのゴンザレスです。

前回の補足という形で、少し書かせていただきます。

前回の補足と整理

まず、実際にユーザー側が店舗に対して「釘曲げによる損失」などで訴えるのは難しいとは思います。

何故なら、その釘曲げが「本当に店舗側が意図してやったもの」なのか、あるいは「玉が当たり続けることで偶然曲がった(折れた)」のか、それを第三者が証明することが、おそらくは不可能だからです。

ですので、内部告発として証拠付きで警察に通報されるか、あるいは一目で見て分かるほどヘソが開いているかしてないと、相手にされないかと考えられます。

また、摘発例にしても「ヘソが開いていて摘発(射幸心を煽る)」は聞きますが、「ヘソが閉まっていて摘発」はあまり聞いたことがありません。

あくまで「射幸心抑制が第一」というのが警察側の建前らしいので、ユーザー側にはそれほど旨味はありません。

そして、釘曲げそのものは違法ではない。

「玉が当たり続けて曲がった釘のメンテナンス」という合法にできる名目があるからです。

違法なのは「釘を曲げる際に、警察に承認を受けずに叩くこと」だったかと思います。

(詳しくは楽太郎さんの過去ブログだの、他の業界の方のブログに詳しく記載されているはずですので、検索すれば出てくるかも?)

そこらへんは素人なりに何となく分かりますが、短期間で何度も千円10回転未満に出会い、ほんの数行で済むところを「あァァァんまりだァァアァ」と勢いよく書いたのが、前回の寄稿文です。おかげでスーッとしました(笑) 

繰り返しになりますが、前回の寄稿文は、あくまで確認にすぎません。ちと感情的ではありましたが。

しかし、日常的に行われる釘調節が違法なのは変わりがありませんので、どう頑張っても漂う胡散臭さは消せません。

そして、遊んでいるユーザーはその点も含めて「ぱちんこ業界というのは、今でも清く正しいものではない」ということを分かっていることを、改めて強調するために書いたのが、前回の寄稿文です。

そういった点では、前回の寄稿文でいただいた「昔からパチンコ業界はなにも変わってない」というのは、実に的を射た意見でした。

その前提で次回の寄稿文を読んでいただけたらなあ、と思います。

 「釘調節の合法化」という妄想 ユーザー編

それにしても、釘調節が違法状態なのは、実にもどかしい。

例えば、別の業界だと「技術・技能伝承」と称して後進の技術習得のためのプロジェクトを企業内で組んだり、あるいは業界内で技術を学ぶためのスクールや講座を共同で開いたり、そこまでいかなくとも市販の教科書や技術書のようなものがあります。企業が堂々と技術に関する人材育成ができるし、自学する道や場が無いわけではない。

しかし、パチンコの釘調節の場合は、違法状態である限り表立ってそれらを実現するのは難しい。

もちろんコッソリと養成はできるでしょうが、そういった機会に恵まれるかどうかは店舗や会社の方針次第でしょうし、そもそも講師役の技量が一定以上でないと話にならない。

おまけに、玉の動きが想像できるレベルの技術取得はかなり難しいでしょうから、ある程度数をこなさなきゃならない。それを許すだけの度量と余裕が店舗になければ、厳しい。

「今までは外部(釘師など)に頼んでいたが、何らかの事情で頼めなくなった」なんて事になったら、もう大変。自力で頑張るか、早急に経験者を雇わなきゃならない。

たまにTwitterでベテラン業界人が「こんなヒドイ下手くそな釘にしなくても別のやり方で同じくらいの効果が見込める」という趣旨の写真付き投稿をしていますが、実は「釘調節が下手くそなのではなく、適切な釘調節のやり方を知らないだけ」なんて例が意外と少なくないのかもしれません。

すべて素人の想像ではあり、「組合やメーカー主催の釘講習会が秘密裏に行われている」といった可能性も考えましたが、匿名業界人によるYouTubeやTwitterでの暴露話の多さを考えると、ちょっと難しい気がします。

Twitter上では「営業での具体的な数字」なんてのが普通に飛び交っておりますし、秘密を守れるのか心配になりそうです。

しかし、釘調節を公に出来れば、そんな心配も消え失せます。

釘調節のスクールや練習場なども実現でき、やる気さえあれば技術向上は望める環境作りが可能になるかもしれません。メーカー主催の釘講習会も開けるかもしれません。また、ホールの就職説明会などで言葉を濁す必要もない。今はどうやって切り抜けているのでしょうか?

あとは、「遊べる釘」というより「(利益を確保しつつ)遊べると思わせる釘、それでもストレスを溜めにくくする釘や回転数」というのは遊技で必要になりそうですし、演出と釘を合わせた研究なんかは面白そうです。

それに、どう頑張っても射幸性の増加は見込めず、(建前としては)一人あたりの遊技費用を減らさなきゃならないなかで、業界規模を維持するためには新規客の増加が一番の課題となりそうなのは、ド素人でも分かります。

そのためには、分かりにくく黒に近いグレーな部分を減らして、「最低回転数」だのを作って最低限の遊技性能をどのホールでも実現できれば、初心者も参加しやすくなり勧めやすくもなるかもしれません。

いかにも素人なユーザーの願望や妄想ではありますが(笑)

とはいえ、「曖昧さを利用してボッタクリ釘で(ド短期なら)大回収できる」という楽な方法は取れなくなったとしても、今の環境や時勢に合わせなきゃならんのは分かっているだろうし、「釘調節は違法」ということに対して危機感はあるんだろうなぁ、このままではジリ貧だしなぁ・・・

と思っていたわけです、二年前の参議院選挙の前に。そして見事に大敗。

これは業界全体として「変わらない」という決断と意思表示をしたようなものですし、実際に変わっていません。

そんな状態で小手先や表面上だけで新規客の確保のための業界アピールをしても、どれだけ効果があるのやら?

が、道を選んでしまったものは仕方ない。その現実に合わせるしかない。

しかし、調べたり考えたりすればするほど、業界全体では何とも頼りにならんので、ぜひとも個々のホールさんには頑張っていただきたいなぁ、と思います。

出玉や射幸性が無いなら、一体そこに何があるのやら?設備か、店員さんか、ホールの雰囲気か、他の利便性か。

「出玉もねぇ!愛想もねぇ!ハイエナ毎日ぐ~るぐる!活気もねぇ!珍古(台)もねぇ!アイドル店員ナニモノだ!?」なんてホールはオラ嫌だ(笑) 珍古台については同情はしますが。

少なくとも、創業者精神や想いがこもった自伝(会社費用で自費出版)や、自慢話だけの講演会や業界『内』への自慰的アピールなんてのは、何の役にも立たんでしょう。

元気な時や急成長期ならまだしも、「こんな時こそ創業時の精神だ!」だの「僕ちゃんはこれだけスゴイんだ!」だのをアピールするために、無駄な金を使ってどうするのやら。 

ぱちんこ業界に限った話ではありませんが(´・ω・`)

などと愚痴&ボヤキ多めのなかで、また次回

寄稿者紹介

加藤ゴンザレス氏

<プロフィール>

楽太郎ブログの最初期からの読者。

おもに会社帰りに打ってる養分リーマン。

パチンコばかり打ってます。 

「細く長くパチンコと付き合う」感じで遊んでます。

Twitter:@gonzalezes2544