誰がために鐘は鳴る

寄稿文

ハイディホー、チャッキーだす。

今日はバイト募集の面接についての話です。

しょっちゅう書いてますが、コロナ不況で特に接客業系が大打撃を受け、不本意ながらパチンコ業界に来る方も多くございます。

そのおかげで、コロナ前はバイト募集反応が無いような店でも反応があるようになりました。

しかし、中には面接に来たのに採用を打診したら「もう別で決まったんで」「なんか違うから辞退します」なんて逃げられちゃう事が続くお店もある。

もう決まったから、というのは、お店が合否の判定を出すのが遅いとよくある。

なんか違うから、というのは、せっかく興味を持ってお店を訪れたけど店の雰囲気が悪かったとか、ホールスタッフが少な過ぎてキツそうだからってのが多い。

小さい会社だと店長さんや主任さんが面接する場面を見るけど、人事のプロが社内にいない。

面接って、応募者に「ここなら、やっていけそう」「ここなら楽しそう」など、ここで働きたいと感じてもらう場なんすけど、そんな指導されてない。

そのせいか、地雷臭が応募者を遠ざけてるんやろなというケースもチョイチョイ目にする。

地雷臭の漂う面接

 面接官の態度がデカい

 面接担当者が脚を組んで椅子に座ってる

 片手で偉そうに応募者から履歴書を受け取る

 なんでウチで働こうと思ったの?などと口調が偉そう

 「雇ってやるんや」「面接してやるんや」みたいな居丈高な態度

 労働条件や業務内容を明確にしない

 始業時間は〇時だけど、新人は仕事を覚える為に30分前に来いと言われる

こんな風に、態度が大きくて嫌悪感が沸くとか曖昧な事が多く安心できない面接で、誰が一緒に働きたいと思う?

そういう面接のレベルの低さが、「やっぱいいですぅ」と断られる引き金になるんやろな。

そこで、事務所での片手間感満載の面接を止めて、応接室借りたり、無いならパーテーションで仕切っただけでもええから場を設ける事にした。

求職者を出迎える時は、ちゃんと立って挨拶し、腰を低く対応するようにした。

あとね、年末恒例の明石家サンタでさんまさんがスノーマンのベル振ってるやん?

       ↑コレコレ。

あれ見て思いついたんやけど、即採用の時は「ごーうかーく!!」て鳴らしてやろうと思ってさ、スノーマンのは見つからんかったから、商店街の福引で鳴らすハンドベルを用意したんよ。

合否は店長さんが決めるし面接後に検討してご連絡ってのが普通なんだが、中には気に入ったら即採用もアリでね、そん時は店長が「ごーかーく!」ってカランカランと景気よく鳴らすのよ。

なんかさ、面接に来た身としては、めっちゃ歓迎されてる気になるやん?

パチンコ屋だし、面接の段階からエンタメ色豊かにした方が、らしくていいじゃん。

生真面目で退屈そうな面接より、明るいお調子者っぽい方がいじゃん。

求職者の、面接段階での職場(だけじゃないけど)の決め手って、大雑把に言えば「金になるか、ネタになるか、為になるか」なんよね。

時給や待遇が似たり寄ったりの中、丁寧に面接してくれたとか、面接官がアホやったとか、ネタになる、印象に残る面接できたらと思う。

求職者は不安を抱えて面接に来る。

面接で、その不安が軽くなってくれればいい。  

たかが数分の面接で求職者の人間性なんて分からないし、まずはノリに乗れるか否かって大事な分岐点。

こういうノリを嫌う子には辞退してもらう狙いもあったけど、今のところ辞退者ゼロ。

お陰様で、明るく呑気な子達が揃っているよ。

とはいえ、そんなにカランカラン乱発しないし、俺が過去に鐘を鳴らしたのって、その昔に「自分の思う自分の取り柄を教えて」って言ったら「Iカップの巨乳でぇす」って答えた娘さんとか、めちゃんこイケメンのお調子者の兄ちゃんとか、最近だと(コロナで業務過多の癖に賞与無しになった上に減給になって)看護師辞めてきたお姉さんとか数えるくらい。

シフト守ってくれて人が好さそうで明るかったら、別に経験者でなかろうがパチンコ&パチスロを知らなかろうが、特に構わないって店長さんが多いかな。

本当なら、例えば野球的に言うと「右の大砲が欲しい」「強肩の遊撃手が欲しい」とかチーム事情に合わせて欲しいタイプってのを探したいとこだけど、人手不足なお店だと、そうも言うてられず、入ってくれた子を仕込んでいくしかないのが現状。

シフトに10人15人入るような大型店なら1人サボってもカバーできるだろうけど、中小型店なんか仮に4人シフトだと1人からサボられただけで出勤者の負担も不満も大きくなっちゃうし、そんな事が度重なれば離職者を産み更なる負担増を招き、サービスや日常業務や防御も更に手薄になったり、新たな施策で指導だ教育だどころではなくなり店が弱体化して・・・という腐のスパイラルにはまりかねない。

なので、先ずは頭数優先となりがちだが、求人側として面接に挑むなら、飛車角級スター~歩兵まで面接で見極める事を常に想定しておく事を勧めますわ。

ところで、過去何回も書いてるし繰り返しになるけど、求職者の(パチ屋だけでなく)職場の決め手=職場で重視するポイントって、「金になるか、ネタになるか、為になるか」損得勘定と楽しそうとかの感情なんよ。

 金になる/時給が高い、手当やポイント制などご利益が多い等

 ネタになる/友達なんかと話題に出来る、自慢できる等

 為になる/成長できる(教育と刺激、評価と報酬のシステムがある)、そこで勤めた事が他社でも評価される

 楽しそう、やっていけそう

そんなもん。

いい子を集めて永く貢献してもらおうと思ったら、自店について、これらの環境整備してはどうかと思う。

どうも面接反応が悪いと感じたら、応募者を悪く言う前に、先ずは面接とお出迎えを見直し、好感持たれるように、安心感を与えるように、歓迎感を出せるように工夫して下さいな。

決してふざけろとか鐘鳴らせって話じゃないので悪しからず。

皆さまのお店が素敵な求職者に選ばれますように。

ではまた次のネタで会いましょう。

ハイディホー!!

寄稿者紹介

<プロフィール>

チャッキー氏

ホールも含めた、多業種の営業コンサルタント。

ぱちんこ業界を冷静に観察/分析しつつ、基本的には厳しいスタンスで臨む論客。