「都道府県別-新規則機設置比率(5月31日時点)」に対しての所感

今週初よりホール組合では5月31日時点における「都道府県別-新規則機設置比率」の一覧表が通知されており、一瞥しての所感は、概ね想定内の進捗状況であった。

個別に見ると、パチンコは旧規則メイン機の一部とバラエティーコーナー内で未だ営業数字上の存在感を持っているごく一部の機種のみが残存しているという店舗も増えて来ていることから概して70%前後の比率となって出て来るだろうと想定されたが、これはその通りで特筆すべき差異を示した都道府県は無かった。

敢えて言うならば、エリア内の軒数が少ないところ、例えば鳥取県などが62%水準に留まっているが、これは一部の大型店と同一法人系列が影響を与えているからであり、このようなことは統計上どうしても生じて来ることであるため已む無しとみる。

次いでスロットについてだが、エリア事情として伝統的に30Φ機が支持を得ているところと、ゴッドや初代沖ドキなど一部の旧規則機において申し合わせに基づいた撤去が難航したところの進捗が悪いだろうことが業界内で予見されていた。しかしそのようなところでも、概ね50%台前半という数値となって表れて来ており、そこまで低くはないな、というのが個人的な所感であった。

そんな中、32%というかなり低い数値となり唯一の例外だったのはやはり沖縄であった。この理由は単純に、ノーマルタイプの30Φ機において、パイオニア機に加えて清龍機が加わるという土地柄の事情によるものである。300台級のスロットコーナーの店舗で例を挙げると、グレートキングハナハナ30が50台規模、プレミアムハナハナ30が40台規模、ツインドラゴンハナハナ30が30台規模、トリプルクラウン30が30台規模、ニュートリプルクラウン3-30が30台規模といった具合いで、これらのノーマルタイプメイン機だけで60%水準を占めることとなり営業数字を文字通り牽引している訳だから、各機種の設置期限が近づき代替となる同メーカーのノーマルタイプ機が複数機種出て来ないことには容易には進捗しないと見る。

だからと言って「(射幸性が高い)旧規則をギリギリまで残している」とも指弾しにくい理由は、まずは前述した伝統的なエリア事情と、射幸性の高低云々の議論にあってはそもそもノーマル機は射幸性が高いのかどうか、一直線のグラフを描き出っ放しになることなどないため、なんなら2018年2月1日に施行された改正規則においても性能の低減対象から除外されても良かったのではないか、という意見を持っている者が業界内外に多く居るからである。5号機時代を通して見ても、ATタイプ機ではなくノーマルタイプ30Φ機を営業の主軸とし地域ユーザーもそれを良しとして来た特殊な事情を無視することは出来ない。

故に現時点で敢えて沖縄を問題視するのであれば、せいぜい”適正排出”の観点で段階的にやっていかないとリサイクル等の後処理に携わっている職域に苦労を掛けてしまうから、また21世紀会が掲げる漸次パーセンテージ減という方針に1つのエリアでも例外を許す訳にはいかないから、という程度に留まるだろうか。



上記の通りここまでは予想通りの流れになっているが、昨年中から再三述べて来た通りおそらくは残念ながら”この先のこと”についても”想定内の問題”が現出して”撤去問題”に発展するだろうと思われる。

その問題の中心にあるのはもちろんジャグラーであり、何なら当地の取り締まり行政が動かなければ撤去しないという店舗も各地で数多く見受けられるような状況になるものと見通す。

楽太郎

Posted by 楽太郎