「自主規制なんかどうでもええやんけ」-俺の黒歴史にまた1ページ…
寄稿文
ハイディホー、チャッキーだす。
「パチンコ・パチスロ産業21世紀会(5月20日)決議内容の一部改定」で、旧規則機の撤去期限が伸びました。
新目標として、新規則機の導入比率を、2021年5月末/65%~2022年1月末/100%と段階踏んで増やしてクリアしてね❤という事で、色んな遊技機が延命された。
11/30から60日の延命とはいえ、真に有難い。
運命の分かれ目は2020年末までに認定切れになるか、2021年元日以降に認定が切れるか。
サラリーマン番長とかミリゴ凱旋は惜しくもアウト~。
沖ドキは6月~。
ジャグラー、ダンバイン、北斗無双、番長2、ギアスなんかは1月末まで撤去期限が伸びた。
とりわけジャグラーが延命できたのは何よりだ。
下手すると夏までに12万台とか13万台とかのとてつもない台数のジャグラーが撤去予定だったらしい。
でも、北電子かてそんな生産力は無いし、抱き合わせに付き合う体力の無いウチらのようなホールはどうするんかと悩んでた。
ただの6号機なんて入れるだけ損やからベニヤで潰すか、それとも、30Φコーナーとか沖スロコーナーを作って凌ぐかという選択肢になった。
個人的にはニューパルサーの勢力拡大を狙いたいが、俺の周りの店長さんに人気無いんだよな。
もう一つのデンジャラスな選択肢は、ジャグラーを外さずに粘るというのがある。
思い返せば、昨年末までに外せと言われていたサラ番だの凱旋だの沖ドキなど外さずに営業したグループ店があったのよね。
ペナルティとしては、それらの遊技機を撤去して60日経つまで中古書類出さへんで、新台も(一部メーカーだが)買えないよ、という程度のもの。
中には、これらの遊技機を再設置する店も出た。
自主規制なんか守らんかて、その程度のペナで済むんや、だったらゴネた方がええやんけ、という最悪の前例をまた作ってしまったわけや。
事実、沖ドキなんて結果的に認定切れまで使って良しになってしもうた。
まじかいやまじかいや。
せめて沖ドキは例外にして、自主規制通りに撤去して然るべきと言うてくれや。
と言うのも、多くの店長さんが涙を呑んで業界ルールに従ったんよ。
自主規制なんて知らん、残せという偉い人を必死に説得した店長さんもたくさんいてはる。
中には、偉い人の勢いに負けた人や解雇された店長さんもおる。
そうした人たちの面子が丸潰れ。
俺も、不本意でも業界ルールに従おうと主張して面子丸潰れ(笑)
自主規制を守ろうと頑張った人達が、またしても馬鹿を見たわけや。
ある偉い人が「ほら見ろ、認定期限さえ守れば、自主規制なんかどうでもええやんけ」「見ろ、やっぱりゴネ得だろうが、これがパチンコ業界よ」「21世紀会だか明日の遊技業界を考える会だか知らんけど、無視でええやん」「ほら見ろ、沖ドキ残せば良かったじゃん」と高笑いしてた。
俺の周囲では、ジャグラーも無理に外さなくても、その内に「生産が間に合わないしぃ」とか何とか言って延命できるだろう、馬鹿正直に外すのは損だとかゴネ得狙うべきという意見も多い。
もっとも、北電子は「外さないなら次のジャグラーを売ってやらん」と言い出しかねず、思惑通りにはいかんだろうな。
業界の黒歴史にまた1ページを書き加えてしまったパチンコ業界。
色んな遊技機が延命されてホッと胸を撫でおろすとともに、沖ドキのなし崩し延命についてはモヤモヤとせざるを得ない。
ではまた、次のネタで会いましょう。
ハイディホー!
寄稿者紹介
チャッキー氏

<プロフィール>
ホールも含めた、多業種の営業コンサルタント。
ぱちんこ業界を冷静に観察/分析しつつ、基本的には厳しいスタンスで臨む論客。
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