【禁術】古典的ゴト手法の餌食になった役物抽選機

寄稿文

ハイディホー、チャッキーだす。

ええっと、結論から言うと、クルーン機でゴトられました(恥)

役物抽選機、クルーン機、羽根物にありがちな古典的な手法である、台の傾斜変えです。

遊技機の傾斜ってのは意外と大事でね。

デジパチですら、ステージ上で玉が滞在する時間(遊技客の目に留まる時間)やヘソへの落下率が変わる。

TOKIOシリーズなら、回転体からのV入賞率が変わる。

天龍やミサイルなどのクルーン機では、役物に飛び込んだ玉のV入賞率を左右する大事な要素。

下手すりゃ釘は弄らずに台の傾斜の微調整だけで演出出来る。

ある日、バイトちゃんから「この間、ぱちんこコーナーに曲がったメダルが落ちてたー」「店長にも言ったけど気にしてなかったからパパ(俺の呼び名)にあげるー」と報告が来て、現物を渡された。

そこで、大昔にクルーン機タイプの一発台の傾斜を変えるのに、メダルを台と台枠の隙間に突っ込んでたなと思い出したのよ。

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こういう器具やマイナスドライバーを使う奴もいたけど、メダルなら証拠隠滅も楽だしね。

事務所で店長さんから台データを見せてもらうと、当該機種だけ妙に割が高い日がある。

釘を開けたマークは無い。

しかし役物突入率はさほど変わらない割には当たりが多い、多過ぎる。

大杉漣さんもびっくりだ。



最近の台は振動センサーが優秀だし、店によっては台開閉センサーも優秀なので、昔のようにハンドルを引っ張ったり押し込んだりしての台の傾斜変えなんて手口はあまり聞かなくなってたから油断した。

我ながら間抜けだった。

反省してる。

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閉店後に再びお店を訪問して台を確認したら、やはり木枠が抉れてた。

遊技機の開閉フックを引っかける金具も微妙に曲がっていた。

あぁ、やられたね。

大昔は携帯用の傾斜機使ったけど、今はスマホのアプリがあるから台の傾斜を確認するのは簡単だ。

器用な奴なら、自分の遊技が終わったら傾斜を元に戻して帰る事だって出来る。



店長さんや主任さんが若くて、こういう傾斜変えゴトなんて全く想定していなかった。

今日のお客さんは運が良いな、くらいにしか思わなかったらしい。

若いから知らなくても無理は無い。

経験値(経験知)不足と指導不足だ。

むしろ、「こういうデータ変動があったら〇〇を疑ってね」って話の中で詰めてなかった俺が悪い。

昨年末から、ぱちんこの稼働が思ったより良くて浮かれてたのかもしれない。

運が良い時ゃ怖い時である。

我ながら間抜けだった。

反省してる。

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社長にも陳謝したけど、「お前がいなかったら誰も気づいてないわ」と、深く責める事もなく納めてくれた。

閉店後、台の傾斜を変えて役物に玉を手入れして、どれくらい変わるかを色んな設置機種で実験して見せた。

遊技機の設置角度がどういう影響を与えるか、しつこく実験した。

特にクルーンは玉の楕円軌道の変化が顕著で分かりやすかったようだ。



後日、ゴトる気が薄れるように、このコーナーをワンセット交換の打ち止め制(のちランダム開放)スタイルにした。

その後は、特に該当機種でもそれ以外でも、不審なデータは上がっていないので何よりだ。

従業員は、無制限営業しか知らないから札挿しとかセット終了後交換とか開放なんて面食らってたけど、すぐに理解してくれた。

特にカウンター嬢の負担を増やした気もするけど、今のところ苦情は来ていない(笑)

大きな声では言えないが、打ち止め台をジャンケン開放にしたのも功を奏したようで、ぼちぼち稼働も安定してきたし、当たり前だけど現金売上もほんのり増えた。

早番の主任も、打ち止め&開放は初体験で、お客さんから「早く開けろよ」と文句言われながらも、めげずに頃合いを見てジャンケンを仕切っている。

今回の件は、一昨年末の新型コロナ発生から、店舗へ頻繁に行かなかった事から隙が出来た事が一因。

普段と違う物や事があったら何でも報告して!という俺からの依頼を守ってくれたバイトちゃんに救われた。

従業員(社員、バイト、クリーナーに関わらず)の役目の一つに「眼になる」ってのがあるんだが、有難さが身に染みたよ。

皆さんの店では、こんな事が起こりませんように。

データチェックは元より、台の枠が抉られたり不審な点が無いか、設置傾斜角度は維持されているか、たまに確認すると良いかも。

ではまた、次のネタで会いましょう。

ハイディホー!!

寄稿者紹介

チャッキー氏

<プロフィール>

ホールも含めた、多業種の営業コンサルタント。

ぱちんこ業界を冷静に観察/分析しつつ、基本的には厳しいスタンスで臨む論客。