転ばぬ先の杖(物理的に)

寄稿文

ハイディホー、チャッキーだす。

ここ最近、「年寄向けではない物件」のパチンコ屋さん数件に死刑宣告してきた。

代表的なのが、多階層でエレベーターもエスカレーターも無い物件である。

四階までの建物ならエレベーター設置義務が無い為、狭いフロアに遊技機を詰め込めるだけ詰め込んだペンシルビルだ。

酷い物件になると、階段が店の外、つまり階と階の移動が階段のみって物件もある。

そういう物件は、人が上に登らなくなっている。

階段の二段や三段すら億劫なのに、ビルの三階や四階で昇降手段が階段だけなんてジジババ年配者には論外だ。

カウンターを四階にしてるケースがあるが、仮に出玉があってカウンターに行く為に上がったとしても、今度は下り階段がしんどいから、やっぱり年配客に嫌われる。

その年配客が狭い階段を、登りも下りも恐々とゆっくり移動するから、他の客にとって鬱陶しくて嫌がられる。

いくつかの解決策を提示したが予算の問題でアウト。

かといって売ろうにも、先のような理由で小売業には向かない。

転用用途が狭い物件は捌けない。

結局一軒は、一階は〇〇〇〇店、その上はピンサロ兼デリヘル待機所(嬢は兼任/待機所はシャワールーム完備)で、一時的に凌ぐ事になった。

もう一軒は、一階は〇〇〇〇店で、上は、いっそリモート専用の塾にしようかと模索中だ。

もう一軒は、新興宗教団体が入居してくれそうである。

年配者対応ではない物件では、最早パチンコ屋さんでも安泰ではない。



さて、最近パチンコ屋さんのみならず、コンビニやスーパーや小売店をうろちょろしてて目につくのが、杖をついて歩く年配者の杖が滑って転びそうになる場面だ。

雨の日は足元にご注意下さいなんてアナウンスが流れたりミニ看板が立てられたりするが、足腰の弱い年配者にとっては年がら年中足元注意なのかもしれない。

金持ちホールなら、転ばないように全フロアにカーペットを敷き詰めて欲しいが、台車が使えなくて店員さんの色んな作業に支障が出るかもね。

我々ホール側で出来る事があるとすれば、こうした杖の転倒防止用ゴムキャップを一般景品に用意する事くらいだ。

ダウンロード

「杖先ゴム たっちゃん」↑


気持ちとしては希望者に配布したいくらいだが、ルール上無償提供品の限度額を越えている事と、万が一転倒して「お前んとこで貰ったゴムつけたけど転んで怪我したわ」とトラブルになるリスクがあって出来ない。

とあるお店で一般景品として置いたところ、親御さん用に取ってくれた方もいたし、実際に使用した方からスタッフが、「コンビニやヨーカド〇の床が滑り易くて怖かったから助かった」と言って頂いたようだ。

ついでに、転ばぬ先の滑り止めと合わせて杖に装備したらと思うものが、こういった取り付けタイプの杖ホルダーで、杖用としてでなく傘用としても重宝されている。

転ばぬ杖エクセレント_ひも無し使用例_6aef-f5

「転ばぬ先の杖」↑

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杖やすめリーフ↑

また、カウンターや休憩スペース、トイレの個室の中に設置したら良いと思うのが、テーブルや壁などに取り付ける杖ホルダーである。

勿論、傘を留めて置くのにも便利だ。

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傘は悪天候の日しか使わないが、杖は利用者にとっては毎日の必需品であるものの、財布を出したりと少しの事でも邪魔になる。

また傘同様に、遊技の時には邪魔になる。

ちょっとしたパチンコ店なら各台や椅子にこうした器具をつけているが、そうでもないお店もまだまだ多い。

こうしたチマチマした事って、利便性という勘定的価値だけでなく、「当店は年配客の事も気にしてますよ、身を案じてますよ、歓迎してますよ」というメッセージとして受け取ってくれた方には感情的価値にもなる。

必須項目とは言えないが、やって損は無いのではなかろうか。



別段、年寄りが転ぼうがどうしようが知ったこっちゃないのだが、転ぶと高確率で大腿骨骨折→悪くてそのまま寝たきり、良くて二三カ月入院→やる事無くて刺激が無くてボケるという地獄が待っている。

これ、本人だけでなく家族が地獄なのだ。

自分とこのお客さんには、出来るだけそういう目には遭ってほしゅうない。

ジジババと「やっぱりピンピンコロリが理想だわ(病気や怪我でなく元気で過ごして、ある日突然ぽっくり逝きたい)」と笑ってるが、その為にも、金がかからない範囲で出来る事はやっておきたいかなと思う今日この頃である。

ではまた、次のネタで会いましょう。

ハイディホー!!

寄稿者紹介

チャッキー氏

<プロフィール>

ホールも含めた、多業種の営業コンサルタント。

ぱちんこ業界を冷静に観察/分析しつつ、基本的には厳しいスタンスで臨む論客。