【パチンコ健康問題】耳を守護らねば①

寄稿文

皆さま こんにちは ユーザーのゴンザレスです。今回はいつもより真面目(当社比)

はじめに

4月になりました。春から大学生や社会人になり、「いっちょパチンコでも始めてみっか!」という若者もいることでしょう。

そういった人らや、あるいはパチンコを既にしているが『ソレ』を付けてない人に言わせていただきます。

「耳栓をしなさい」

初心者向けのサイトでは「うるさいと思ったら耳栓をするのも良いかも♪」みたいに優しく書いてありますが、

「『するのも良いかも』じゃねぇんだよ。パチンコ屋では耳栓はしなきゃなんねぇんだよ」

と、ドスをきかせて言わせていただきます。

※今回参考にした資料には、労働安全に関係するものもありますが、あくまで今回の寄稿文はユーザー向けであり、勤務する人間については無視をします。そっちが目的じゃねえし、人様の労働現場まで心配するほどの義理はねえっす。

ユーザーの、ユーザーによる、ユーザーのための、趣味のパチンコ啓発です。

【私の主張】

パチンコ屋では耳栓は絶対につけるべき

・年齢に関係なくつけるべき
・必ず遮音性能(NRRかSNR)が明記されているものを使用するべき
・なるべく NRR30db 以上の性能のものを使用するべき
・装着の際はマニュアルに従い正しく装着すること(両手を使う・耳を引っ張る等)
・入店している間はなるべく取らない方が良い

膝は台の下に密着させないこと

・足が長くてどうしてもくっつく時は、二重のひざ掛け等でクッションを設けること

そもそもパチンコ屋の騒音レベルは?

ここではパチンコ屋の騒音レベルは90db(A)とします。

※文章簡略化のため、以後(A)は省きます。

パチンコ屋の騒音については資料によって幅がありますが(80db~100db)、ここでは全国環境研協議会騒音調査小委員会が作成した「騒音の目安(平成19年・20年調査)」を元にします。

また、この数値は2019年に環境省が発行した生活騒音パンフレットでも採用されているので、調査から10年以上経過した現在でも有効と考えます。

ちなみに、80dbというのは某新聞がオスプレイの騒音をはかり80dbと出たのを「パチンコ屋並」と表現していたところから持ってきましたが、根拠とする資料は明示されていませんので無視します。

また、100dbについてはあるユーザーがスマホアプリを使った簡易測定器を元に測定したそうですが、ある騒音関係会社のアプリ検証実験では、アプリは誤差が大きいという結果が出ており、ほかにもA特性が加えられないなどの難点があるので無視します。

ただし、「騒音計アプリはおおむね騒音計よりも音圧が小さく測定される」という点は、ユーザーとしては考慮に値します。つまり、パチンコ台近くは100db以上の可能性もある?

90dbはどんな数字なのか?

【騒音の目安においては】

・ガードの下(59db~89db)よりうるさい
・セミの声(72db)よりうるさい
・「騒音の目安」作成の調査において、一番大きい騒音レベル
(ただし、この「騒音の目安」は日常の生活で遭遇する騒音レベルを中心に調査された)

仮にパチンコ屋を騒音職場と見なすなら】

等価騒音レベルでの測定で85db以上では難聴のリスクがあるとされるのが、日本だけでなく世界の主流な考え方であり、90dbは日本の作業環境の評価区分では「第Ⅲ管理区分」、すなわち「作業環境管理が不適切な状態」という評価がされる可能性が高く、作業者は耳栓等の防音保護具の使用が義務付けられます。それと同時に、事業者には作業環境の改善が求められます。

評価区分はあくまで8時間労働を前提としたものではありますが、90dbでは2時間30分が許容範囲という資料もあります。

それがパチンコ屋の騒音レベルなのです。おまけに常に高い音圧が維持されているのもパチンコ屋の特徴です。つまり、常にうるさい。

パチンコ屋はガイドラインに定められている作業所ではないので、「90dbだから駄目」とかではありません。

しかし、ユーザーとしては対策が必要かと思います。

そして、先ほどの騒音職場の例で例えるなら、パチンコ台の間に座るユーザーは「騒音発生源(工作機械等)に近接している作業者」状態のようなもの。短時間でも耳栓は必須!!

パチンコ屋の騒音とは

考えられるものは以下の通り

①遊技台スピーカーから発生する音楽や音声
②遊技台のバイブや役物作動による振動や音
③ホール内におけるBGMやアナウンス
④コロナ対策で強調される換気レベルを維持するための機械音、ファンの騒音

そして、個人的に注目したいのが、

⑤島設備内や遊技台内部に大量に流れる金属球(パチンコ玉)のぶつかり合う音、盤面のプラスチックや別の金属(真鍮釘)にぶつかる時の音、そして大当たり時に何の遮音設備も無い状況でユーザーの目の前で排出される大量の金属球の音、などの様々な振動音や金属音

パチンコがパチンコである限り、無くすことが出来ない騒音です。

そんなこんなで、常に動き続ける機械の騒音、金属の連続した打撃音、大量の金属球や金属板(メダル)が流れる音、強い換気を維持するためのファンの稼働音があり、しかも工場並かそれ以上の騒音レベルが確認されている。

まるでパチンコ屋は、フル稼働している金属加工工場のようです。

そして、パチンコ屋の建物自体も条例で周辺環境への十分な配慮が求められている関係で、外への音の逃げ場がなく全て内部に留まるような作りになっているらしいので、まあ怖い。

さらに、こいつはユーザーとしての主観ではありますが、「騒音の目安」調査のあった10年以上前と比べると、遊技台のスピーカーの性能も良くなり、演出でも通常時から重低音や高音が使われる頻度が多くなっています。耳栓をしていても響く音が通常時でも増えました。

また、一部のパチンコ屋BGMも悪い方向に変質しているように感じます。昔はいかにも高揚感なBGMでしたが、今のBGMは心臓と神経に悪い。

なので、少なくとも「昔よりも随分と静かになった」とは言えない状況かと思います。新しく作られたパチンコ屋では配慮されている可能性もありますが、どこまで配慮されているかも分からない上に古いパチンコ屋も多いですし、なによりパチンコ玉がユーザーの目の前で飛び跳ねてぶつかる音だけは、どうしようもありません。

とりあえずの終り

「パチンコ屋は工場並かそれ以上にうるさい」

「だから耳栓は必須」

を強調しつつ、今回はいったん締めさせていただきます。

次回は「騒音がユーザーに何をもたらすのか」等を、そのうち書きたいと思います。



世間では「筐体に頭をぶつけて痛い!筐体を小さくしろ!」なんて動きもあるらしいですが、今回の寄稿文にも書いたように本当にヤバいのは耳ですぜ耳。

筐体にぶつかったのが「300痛ぁ~い」だとすれば、耳栓無しのダメージは「後乗せ300枚」です。状態によっては300G。

そのわりには、筐体の重量規制の動きに比べてホール側の反応が鈍い。だからこそ、ユーザー自身の対策が必要になると思います。

それと、「若いから」と油断して体にちょいワルな生活をしている人。

体は早い時期から労わってあげてください。徐々に、そして一気に来るぞ(´;ω;`)



〈参考文献〉

全国環境研協議会.「騒音の目安」作成調査結果について.全国環境研会誌.2009.34巻4号

労働者健康安全機構茨城産業保健総合支援センター.『騒音性難聴に関わるすべての人のためのQ&A』(第2版).2018

日本騒音調査(ソーチョー).【検証】騒音計アプリでスマホが騒音計に?騒音計アプリの精度比較レビュー.https://www.skklab.com/【検証】スマホは騒音計の代わりになる?騒音計(参照2021.3.28)

寄稿者紹介

加藤ゴンザレス氏

<プロフィール>

楽太郎ブログの最初期からの読者。

おもに会社帰りに打ってる養分リーマン。

パチンコばかり打ってます。 

「細く長くパチンコと付き合う」感じで遊んでます。

Twitter:@gonzalezes2544