マルハンさんに感動した日【会長恐るべし】

寄稿文

ハイディホー、チャッキーだす。

押しも推されぬパチンコ業界のトップ企業、マルハンさん(以下、敬称略)。

そのマルハンについて、初めて感動した話を綴らせていただく。

その頃、俺はただのパチンコファンだった。

羽根モノだの一発台を打って過ごしてたある日、TBSのお堅い報道系番組で、マルハンのグランドオープンの特集が放映されたのだ。

俺はそれを、ただのパチンコ提灯番組かと軽い感じで視聴を始めた。

問題の場面は後半戦に訪れた。

グランドオープンに向けて、事前に抽選された一般客を相手に無料の試打会をすると言う。

それだけでも驚きだったが、次の場面では、マルハンの営業部長や系列他店の店長、メーカーや販社の営業達が、このグランドオープンの釘調整の為にかき集められていた。

その彼らが、一斉に釘調整を始めたのである。

鬼気迫る表情で一心不乱に釘を叩く男たちの姿は凄まじかった。

その後試打したデータを出しては会長に駄目だしを食らう男達。

マルハンの社員でも何でも無い業者達が、機械の売り先の客に過ぎないのに、会長から怒鳴られている。

恐るべし会長(笑)

どこの世界でも会長と言うのは恐ろしいのだな。

そして試打会が始まった。

客がパチンココーナーを埋め尽くし、金にもならないのに嬉々としてハンドルを捻る。

一視聴者の俺は、試打をして終わり・・・だと思ったのだが、実は試打の本当の目的は、試打の後にあると知るのはCMの後だった。

試打会が終わっても、お客さんは帰らず席についたまま。

そこへ会長が姿を表し、客の前で挨拶を始めた。

その挨拶が終わると、会長の合図で大量のB4紙が客全員に配られた。

なんと、今試打した全台のデータである。

そして、このような内容の事を宣った。

 今日、当社の部長や店長達が調整しました。

 メーカーの人たちも協力してくれました。

 パチンコのプロ達が頑張って調整しました。

 皆、同じように調整した筈です。

 でも、どうでしょう、スタートの数字がバラついてますよね。

 出玉もバラついてますよね。

 彼らのようなパチンコのプロ達が調整してもデータはバラつくのです。

 出る台もあれば出ない台もあるのです。

文面はあやふやだが、内容として、こんなもんである。

どうだろう。

換金できないとはいえ無料で打たせて気前良さを演出し、自社の社員たちはパチンコのプロだと印象づけ、そのプロが調整したところでデータのバラつきは出るし、出る台出ない台の違いは生じると来場者を(言葉悪いけど)洗脳しにかかったのである。

流石だよマルハン。

凄いよマルハン。

試打会=無料のお試し会=遊技客に媚びる為?などという自分の浅はかさを、テレビの前で恥じましたよ、その時。

それと同時に、俺もパチンコを打つ側でなく運営側に回りてぇと強く思った。

パチンコ屋に勤めたいと思った。

パチンコ屋に勤めて、自分の店はマルハンに負けない店にしたいと思った。

何かを企画する時に、安易に直線的な目的だけでなく真の目的を企画に込める大事さを、番組を通して間接的にマルハンに教わったよ。

有難う、マルハン。

なんかマルハンよいしょみたいなネタになったな(恥)

では、また次のネタで会いましょう。

ハイディホー!!



追記)

そういえば、東大を卒業した僕がパチンコ屋に就職した理由って本に出てた6人って、まだパチンコ業界にいるのかな、出世してるのかな。

寄稿者紹介

チャッキー氏

<プロフィール>

ホールも含めた、多業種の営業コンサルタント。

ぱちんこ業界を冷静に観察/分析しつつ、基本的には厳しいスタンスで臨む論客。