2021年3~6月期間の入替事情ならびにゴーゴージャグラー2に関する懸念事項

3月中盤、都内の人出は一気に増え品川・渋谷・新宿・池袋・上野などの主要駅前界隈だけを見ても一応はまだ緊急事態宣言下であることを忘れるほどだ。

政府ならびに1都3県知事は揃ってこの状況からのリバウンドを懸念しているが、かと言ってこれ以上に厳しく長期間にわたって生活・営業面における自粛を要請しても響かないということも薄々感じ取っているだろう。

これから2週間後にあたる29日には、おそらく初めて世間が新型コロナの脅威を“そこに在る危機“として認識した志村けん氏の命日がやって来る。当時はこの疫病に日本社会は徒手空拳で、ほんの少しでも感染の可能性がありそうなものなら何でもかんでも抑え付けようと試みていた。

ありそうなもの、と述べたのは、その判断に実証研究は要さず単にイメージだけで決定されていた向きが強いからであり、その多大なる被害を被ったのは他でもないぱちんこ業界であった。

自治体によってはホールをまるで最重要制圧拠点であるかのように見做し、首長はこれに対峙する自分自身に酔うかのような態度で、或いは地域住民の絶対的にも見える支持を得ることで堂々たる裁断を下した。

その結果、散々な目に遭ったホールであるが、悲しいかな世間は既にそのようなことがあったのはすっかり忘れてしまったようだ。それでも業界はこんなことは昔から慣れっこといった様子で、特に誰を恨むでもなく粛々と通常業務を執り行い、この状況下では輪をかけて困難なことである新規則機への総入れ替えに取り組んでいる最中である。

さて、その入替の状況だが、この3月から6月末にかけては言わば階段の踊り場である。

ホール営業の主役を張っていたり1コーナーを設けているような機種でこの期間に設置期限を迎えるのはゴーゴージャグラー2(推計3万台)とニューパルサーデラックス(推計7千台)ならびに認定していない場合のニューパルサーSP2(1万4千台 ※認定機の割合は不明)くらいである。

まずスロットコーナー全体を俯瞰すれば、この期間における設置期限切れ台数は4万台で全体(全国152.2万台)に対しては2.6%という水準になっている。内訳の大部分は前述したように北電子と山佐であり、6月上旬にかけては既出のアイムを増販しそれ以降はファンキー系或いはマイ系の新作ジャグラーを順次入替重要に充て込もうとしている前者と、この機会に設置台数シェア増を狙うべく新作パルサーを今後の増販も視野に入れつつ供給して行く後者という構図になる。

次に、パチンココーナーの方に目を遣ると、適当に設置がある機種(ここでは2千台以上とする)でこの期間に設置期限を迎えるものはCRヱヴァ9 8号機プレミアム甘ver.、CRFクィーン2014年ver.、CRリング運命の日FPWZ、CRAギンギラパラダイス情熱カーニバル強99ver.などが挙げられ、メイン機にあたるものは1つも無い。パチンココーナー全体を見れば、台数規模は1.5万台で、全体の227.6万台という数値に対して0.6%というごく小さな割合となっている。

このようにデータ上のことから、先ほど述べた通り入替にあたっては一呼吸つける踊り場だ、という表現になるのだが、ひとつ懸念事項がある。それは、年内での廃業が視野に入っている店舗を中心に、ジャグラーを買い替えずに期限切れのまま継続設置するのではないか、ということである。

北電子の販売施策では、旧規則ジャグラーを回収することを条件に同程度の台数の新規則ジャグラーを供給することになっているが、スロットコーナーの営業数字の大部分を旧規則ジャグラーに依存している廃業予備軍店舗が、わざわざ金を掛けてまで営業数字が確実に落ちるような入替を実施するのかどうか。

このように考えると、もちろんあってはならないことではあるが、5月下旬から6月上旬にかけて「検定が切れたゴーゴージャグラー2を継続設置している店舗がある」ということが話題になり、その後もオリンピックの有無にもよるがマイジャグラーⅣでも同じような状況になる可能性があると述べておきたい。

楽太郎

Posted by 楽太郎