ただ古いだけなのに”老舗”とか言っちゃうパチンコ屋

寄稿文

ハイディホー、チャッキーだす。

いやぁ、潰れてるね、パチンコ屋さん。

仕事柄、店の上空に死兆星が燦然と輝いてるお店に出くわす事がある。

その中で今回取り上げるのが「老舗」って奴だ。

wikipediaによると、

「一般に老舗というと、古くからある店舗やその店舗を足掛かりとして業績を伸ばし法人化して企業になった所を指す。多くは豊富なノウハウと培われた信用、また人的資産にも拠り安定した顧客層を持つ」とある。

(中略&後略。後はご自分でwikipedia見てねん)

で、パチンコ屋閉店の報が流れると、だいたいは、あの老舗が(涙)なんて書き込みが連なるのよ。

困った事に、ぱちんこ業界人や地元民だけでなく、当事者である潰れそうなお店の経営者までもが、自分たちの店を老舗と言うてる。

じーもーとーの名店、地元に愛されうん十年、創業〇〇年の老舗ですって、言うじゃな~い?

でも貴方のお店、

ただ古いだけですからぁぁぁぁ、残念!!(古)

ってケースが目立つ。

潰れるくらいだから、信用も資産も伝統も無い。

これでパチスロ4号機が打てるとかさ、羽根物が揃ってるとか懐古主義のロマン溢れた機種構成なら良いんだけど、今やそんなのは無理ゲー。

古い建物に近代機種が入ってて、特色なんて創れてやしない。

それならいっそ、チャレンジャーさんとかDEN-DOさんみたいなパチンコ&パチスロゲーセンにした方が良い感じ(機種が揃うか否かは別として)。

でも、それをしないorできないのであれば、別の誘引剤となる特徴なり何なりを創る必要があったはず。

アイドル店員だとか、キャラクターを創って、それをSNSと連動してのイメージ戦略とか本来の商圏より外から客(イベンターなど)を呼んでかっぱいで地元客への還元資金を作るとか、若ぇ店長さんが提案しても、老舗のウチには合わないなどと言って検討すらしない。

新しいスタイルを取り込む度量も勇気も無い。

その癖、「ならば、どうするか」との話も無い。

あくまで今の延長線上でなんとかなると思っている。

その癖、制服だけをAKBチックなファンシーな物に変えるものの、着てるのが40過ぎのオバちゃん店員という痛々しいミスマッチは平気で起こす。

そうして、自称老舗とかレトロって呼称で現状を誤魔化して甘えた結果、環境変化に対応できず潰れただけ。

コロナはただの留めで、遅かれ早かれ消える運命だったのではないか。

造りが古い店に対するSNS上の書き込みでは・・・

床が木で懐かしい。

床の木の温もりが良い。

壁や天井が鏡張り加工で懐かしい。

昔ながらの雰囲気が懐かしい、こういう店には潰れて欲しくない。

・・・などと好意的なものが溢れるが、彼らは大抵「昔」を知ってる年配者かマニアか業界関係者だ。

彼らは店に来ない傍観者で、仮に観光の一部として物見遊山で訪れたとしても、客にはならない。

別にね、それで食っていけてるならいいのよ。

でも、経営が傾いてるなら、その店の老舗だ名店だって看板が、お客さんにとって価値が無いのよ。

古さを活かした特徴創りと機種構成での特徴創りをして、今の地元のお客さんを相手に商売する事を考えたらどうだろう。

ちょいと極端な話をするよ。

例えば、もうインパクト重視のメッチャ目立つ外観にしたらどないだろ。

青森観光様のサイトより。

青森つがる市のJR五龍線木造駅の雄姿を見よ!

仮にこんなパチンコ屋にして、キャラを土偶か埴輪にしたらどうだろう。

こういう路線なら、建物や内装の古さもマッチするんと違うかな。

懐かしいという雰囲気を改めて店の特徴・財産にできへんかな。

老舗のチャレンジ!!とか言い張れないかな(笑)

(念の為に言うとくけど、土偶を使えって話じゃないからね。古さが不自然にならないモチーフやネタを探したらどうかって話だからね。勝手な解釈で文句言ってこないでね)

で、設置機種も王道デジパチ機だけではない色物編成にしたらどうだろう。

今のご時世なら、調整が面倒くさくて導入され難い役物抽選機推しで編成してみるとかさ。

真シャカRUSH、スーパーコンビ、ワイルドロデオだぜぇ、ミリオンヴィーナスあたりどう?

ちょっと古い面子だと、トキオデラックス、犬夜叉ジャッジメントインフィニティ、天下一閃、闘将覇伝とか、シャカリーナとかさ・・・あ、検定切れてる?

2/28現在値だと、例えばワイルドロデオ39万円、ミリオンヴィーナス19万円とお手頃だし。

色物島(メーカーさん失礼)でもマニア島でも名称つけて、周りがやって来ない冒険心溢れる機種編成で個性創りしたらどうだろう。

(地域によって、射幸心を煽ると怒られちゃうから、名称設定や装飾に関しては事前確認をお忘れなく)

で、こういう機種は特に役物に玉が飛び込む場面が見られないとつまらな過ぎて戦意喪失しちゃうから、換金率にもよるけど、五千玉とか一万玉とかで打ち止めにすれば、少しは軽い調整にできるんじゃないかな。

低玉コーナーで使うのもありだけど、できたら4円コーナーで運用して欲しいな。

外観インパクトと特異な機種構成と軽め調整で、「体感+目撃+伝聞」を強化したら、少しでも客数回復に繋がらないかな。

設備の利便性など限度はあるけれど、建物が古いからと言って落ち込んだり諦めたりするのはいつでも出来る。

スラムダンクの安西先生の名言

「あきらめたらそこで試合終了だよ」を心に刻もう。

この糞みたいなコロナ禍を生き延びて、本当の老舗になっていただきたいと切に願うばかりでございます。

では、また次のネタで会いましょう。

ハイディホー!!

寄稿者紹介

チャッキー氏

<プロフィール>

ホールも含めた、多業種の営業コンサルタント。

ぱちんこ業界を冷静に観察/分析しつつ、基本的には厳しいスタンスで臨む論客。