6.1号機導入後の所感と今後について
寄稿文
6.1号機初登場の政宗3が導入されて約1週間が経過しました。
低ベースによって出玉の塊が期待できる。
ホール様においては稼働・売上貢献に繋がると考えておられた方も多かったと思います。
個店によって差はあろうかと思いますが、全国データを見るとアウト約10000程度(執筆している現在)と想定以下に動いているのが現状です。
また、中古機相場なんかも見ると既に定価以下での成約も多く見受けられます。
期待していただけにショックが大きいと思います。
営業マンである私の立場からしても、より今後はスロット新台販売への影響が懸念されます。
今回はなぜこのような結果になったのか私なりに考えてみました。
良ければそんな考えもあるのかな程度にご覧頂ければ幸いです。
低ベースの是非について
6.1号機になり低ベースが実現できているのは前進であると考えています。
この前進というのは出玉の塊を実現できるから前進という意味です。
低ベースになっても出玉の塊を実現できなければそれは前進ではないと思います。
ユーザー様からしてみれば 「低ベースになった事でどうなるの!?」「本当にたくさん出るの!?」これが素直な疑問だと思います。
低ベースになっても出玉が付いてこなければ、それはただお金が早く吸い込まれるだけのものになってしまいます。
果たしてこの点を払拭できているのでしょうか?
この点を考える上で私が思うのは2400枚の壁です。
(これを言ってしまったら元も子もない気がしますが…)
いくらTYが高かろうが低かろうが2400枚で上限が決まっています。
また、いくらTYが低くても2400枚出る時は出ます。
であれば投資スピードの遅い高ベースで2400枚出せば良いやと思うのもあろうかと思います。
ユーザーが求めているもの
ユーザーが遊技機を打つ上で求めているものはなんでしょうか?
色々な要素で構成されているとは思います。
その中でも、やはりお金を失いたいユーザーは限りなく少ないと思います。
できれば勝って帰りたい。
これは誰しもが潜在的に思っていることかと。
こういった心情の中で6号機と6.1号機を比較した際に勝てるイメージはどちらに軍配が上がるでしょうか?
恐らく6号機だと思います。
現状では6.1号機がどういうものか把握しきれていない部分もありますが、6号機の大きな特徴である右肩上がりのグラフ。
設定6であれば比較的低投資でリターンが期待できます。
リスクリワードが良いと言うべきでしょうか。
しかし、6.1号機では設定6でも荒れる可能性がある。
負けるリスクが高まるという事です。
そうなった場合には6号機より6.1号機の方がリスクリワードが悪いという事になります。
安定的に勝つという部分ではやはり6号機に軍配が上がってしまうのが懸念点であると思います。
昨今のユーザー
早いもので6号機の登場から約2年半が経過しました。
大学1年生からぱちんこ・スロットを始めたのであれば大学3年生に差し掛かる頃。
その若年層は5号機をどれだけ多く打ってきたのでしょうか?
初代絆や凱旋を打っているケースもありますが、最近では番長3や聖闘士星矢などの高ベース機で慣れているのではないでしょうか?
番長3や聖闘士星矢はベースが50ゲーム前後で一撃万枚も狙えます。
しかし、6.1号機に関して言えば低ベースで2400枚上限。
これらの差はやはり大きいかと思います。
色々と6.1号機について私なりに書かせてもらいましたが、かなり悲観的な話しになってしまいました。
不快な思いをもしされた方がいましたら申し訳ございません。
低ベース機で売りやすくなる。
低ベースで売上が上がりやすくなる。
でも、これらはユーザー様からしたらどうでもいい話しです。
エンドユーザーのメリットをしっかり提示できる営業マンに私もならないといけないと痛感しております。
最後になりますが、最終的に機械を打って判断するのはユーザー様。
その声を拾っていかないと難しいなと感じています。
この後も北斗を含め多数の6.1号機が登場していきますが、結果が残らない限りスロットが厳しい状況は変わらないと思います。
一刻も早く6.1号機としての成功例が欲しいものです。
今回も最後までご覧頂きありがとうございました。
寄稿者紹介
パチスロ販売員氏

<プロフィール>
魔性の飲料「ストロングゼロ」に魂を奪われ肉体を侵された、遊技機販売を生業としている業界人。
「IYSK」という組織に属しており、日々飲酒活動にハゲんでいる。
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Twitter:@pegasasu_777
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コメント一覧
番長3、聖闘士星矢は50枚あたり40Gですよね
さすがに肝となるところを間違えるのはまずいかと