「遊タイム」搭載のパチンコ機について、養分リーマンのぼやき
寄稿文
皆さまこんにちは ユーザー枠のゴンザレスです。
「ならば期待通りにもっとユーザーらしいことを書かねば」と思ったので、遊タイム機の感想について書かせていただきます。
ユーザーといっても色々ありますが、自分の場合は
・仕事帰りに打つことが多い、休日は多くても月に3回程度
・遊技費用は月単位で決める。そうでないと際限なく注ぎ込みかねない程度には欲深い
・オカルト打法も何気に好き
・打っているときは何も考えたくない、ストレス解消が目的
・打っている時は理より感情を優先
このような感じです。仕事帰りに打つリーマンの一人としてお考え下さい。
遊タイム機の感想
①遊タイム機は今までのパチンコと比べて異質すぎて、従来の遊び方が難しい
今までのパチンコの遊び方を一言で表すなら「オスイチ至上主義」で、どれだけ少ない金額で当てられるかが勝負でした。
そのため、例えば「甘デジ一万円一本勝負」といった低投資・短時間の「当たればラッキー、当たらなければキレイサッパリと帰る」と割り切った遊び方が、今までのパチンコはやりやすかったのです。
ところが、遊タイム機は遊タイム発動回転数(以下天井)を気にしてしまって、仕事帰りでは気軽に打ちにくくなってしまいました。
どう頑張っても天井に対して未練が残り、キレイサッパリと割り切って帰るのが難しくなるからです。
未練と期待値が残る遊タイム機は、油断をしていると予算オーバーで遊びそうになる誘惑があります。
それが遊タイム導入目的の一つだとは思いますが、「パチンコを細く長く続けたい」という欲深い目標がある私としては、その誘惑に負けてしまって破滅に繋がることを避けたい。
そのため、遊タイム機そのものを避けてしまいます。
②大当たりでストレスがたまるという逆転現象が起きてしまう
大当たりは本来嬉しいものです。
ところが、遊タイム機の場合は、回転数が天井に近いほど当たりでストレスが溜まります。恩恵が大きくなるほどストレスも大きくなります。
この「当たっているのにストレスが溜まる」ということを一度でも経験してしまうと、その記憶が残ってしまってその台に拒否感が残ります。
③新しくできた不平等感に嫌な気持ちにさせられてしまう
今までのパチンコは「1台のみ短期」だと「同じ調節・同じ確率」で勝負しているわけで、その遊技台の参加者は平等でした。少なくとも平等感はありました。
悔しくて「カマを掘られた」と言うことはあっても、誰も本気では言っていません。
ところがどっこい、遊タイム機はそうはいきません。回転数によって期待値というものが出来てしまいました。
本当にカマを掘られてしまうことも起きてしまいます。悔しいし不平等な感じで、嫌な気分になります。なによりハイエナがわんさか増えます。
それを防ぐには予算をオーバーしてでも自分で打つしかなくなりますが、そんなことをしたら楽しくない。何より仕事の帰りということで時間の制限も厳しい。
かといって、次の朝から並ぶような連中の為に期待値を進呈するのも面白くない。それで打つ気が無くなります。
④そもそも遊技資金が心もとない
私の場合は、パチンコに対して家計から出せる金額は月に4万円が上限です。あくまで上限であり「遊技費3.5万円プラス予備費5千円」になる月が多いかと思います。
パチンコ資金としては少ないようにも思えますが、男性会社員の平均小遣い金額39,419円(※)と比較してもそこまで少ない金額ではないと考えます。
※2020 年サラリーマンのお小遣い調査(新生銀行)
実際には、勝った分や余剰金で1~2万円程度使える金額が増える月もありますが、毎月可能なわけではありませんので、これは無いものとします。
さて、ホールに1,000円で遊べる回転数(以下回転率)が18回転の遊タイム機があったとすると、天井までにかかる費用は・・・
【機種名(天井回転数)→費用】
P真・北斗無双 第3章(949回)→約53,000円
ぱちんこ ウルトラセブン 超乱舞(500回転)→約28,000円
ぱちんこ 新・必殺仕置人 TURBO(280回転)→約16,000円
PフィーバーアクエリオンALL STARS LIGHTver.(225回転)→12,500円
となります。
月単位だとライトミドルは休日に1回程度、甘は仕事帰りでも月に2回は遊タイム狙いの勝負ができそうです。
ミドルは論外ですが、ここまで天井が高いと逆に遊タイムを考えずに打てそうです。しかし、ある程度回っていた場合は避ける可能性が高い。
ところがホール側が警戒しているのか、18回転どころか10回転近い回転率の所もあります。
そうなると投資費用がかかりまくりで遊タイムを考えられないし、普通の遊技機としても考えられません。あれじゃオスイチの神様くらいしか打てませんぜ。
とにかく、今の回転率では遊タイムを念頭にいれて遊べるものではありません。
⑤自分の損は甘受できるが、他人の得は嫌。自分の損で他人が儲けると考えるとバカバカしくなる ※この場合の他人とは別のユーザー
①~④は「遊タイムを気にせず自分のペースで打てば良いじゃないか」というアドバイス一つで解決します。
ド正論ですが、この⑤の感情が邪魔になってくる。つまり「なんで見ず知らずの他人に天井までの期待値をやらなきゃならんのだ」ということです。嫉妬と欲深さが入り混じった自分でも嫌な感情ですが、これはどうしようもない。
とはいえ、ギャンブル等なんてのは、どんなに取り繕おうが「客が持ち寄った金を胴元が回収した後に客同士で奪い合う」もので、「自分の損で他人が得するのを嫌がる」という発想自体がナンセンスです。
ホール経営だって自分が利益をだすような調節をしています。そうじゃなきゃオマンマの食い上げです。
ホールは営利企業、誰かの勝ちは誰かの負け。理解するのは簡単です。
理解はできても、⑤のような不条理な感情は自分ではどうにもなりません(笑)
だから「このブドウは酸っぱい」と言わんばかりに色々な理由をつけたり、あるいは「理由はないけど何となく嫌」と無意識に誤魔化したりして、打つことを避けるようになります。
結論
遊タイム機はめんどう
養分リーマンの主張
仕事帰りのパチンコなんて「来た・打った・当たった」くらいのシンプルさが良い。
会社のことや嫌な上司を忘れて、「ホゲエ~」と頭を空っぽにして遊べるのが良い所です。
頭と一緒に財布まで空っぽにしないようにするためにも、投資上限をあらかじめ決めておくのです(笑)
ところが遊タイム機は、このように考えることが多すぎて打ちにくく、打ったとしても少ない回転数や早い時間で切り上げがちで、ミドルやライトミドルはまず打てません。特に会社帰りは無理。
おまけにホール側が異常に警戒して、オスイチ狙いでしか打てないような調節にしがちです。Rush突入率が低いまどマギ キュゥべえverのようなスペックまでオスイチ仕様。あれはスペックも特殊ですが、そういうことも関係なくオスイチ仕様。
また、今は遠出がしにくいため近隣のホールのことしか語れませんが、大手ホールの方がガチガチにしめている気がします。意外と大手ホールの方が調節するだけの技量が無いのかもしれません。職人が減って数字だけのビジネスマンが増えた的な感じで。そういう人らには無理な仕様なのでは?
どうすればもっと打ちたくなるのか?
・遊タイムを恩恵ではなく救済措置レベルにしておく
例えばPF戦姫絶唱シンフォギア(甘デジ)のような「遊タイム=通常当たりと同じ」くらいにしておけば、誰かに期待値をやってしまってもいいし天井付近で当たってもストレスが溜まらない。そしてハイエナも旨くなければ群がることもない。これならどんどん打ちたくなります。
・リセット宣言
毎日リセットしているような店舗なら、隠すことなく「リセットしています」となれば、逆に遅くまで打ちたくなります。
あるいは「天井まで●回転以内ならリセット」となれば、次の日に期待値を残さないようにリーマン養分がいつもより回すかもしれません(笑) 養分にも意地があるのです。
いずれにしろ、もう少し日勤の仕事帰りのリーマンにも優しい仕組みになってくれれば良いなあ、と思います、ハイ。
寄稿者紹介
加藤ゴンザレス氏

<プロフィール>
楽太郎ブログの最初期からの読者。
祖父が日本人。
日本の地を踏み、はや三十年。
もはや身も心も立派な日本人&立派な養分リーマンです。
パチンコばかり打ってます。
Twitter:@gonzalezes2544
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