怖くて楽しいゴッド凱旋・沖ドキ設置問題

寄稿文

はじめに

「ユーザー目線で書いてみないか?」というお誘いがありまして、今回初めて寄稿させていただきました。ゴンザレスと申します。

とりあえず簡単に自己紹介をさせていただくと

・大学時代に趣味でぱちんこ業界について調べていた

・「自称ぱちんこ業界人のわりには妙に信頼できる記事を書くオッサンだな」と楽太郎氏の最初のブログを発見

・それで何となく面白くて読者になって現在に至る

・ぱちんこ業界との関係は遊技のみ。仕事関係は一切なし

という感じです。

本来であれば「Twitterから選ぶホール」というお題で、食に関係するものを書くつもりでしたが、時期が時期ですのでこちらのテーマはまた後日書きたいと考えております。少しでも早く外食とパチンコを一緒に楽しめる日が来ることを、心から祈っております。正直そろそろ辛ぇ。

そういったわけで、今回は最近の業界の動きでユーザーの立場からぼんやりとした不安を感じまして、それについて書かせていただきます。

あるパチンコユーザーが考える凱旋・沖ドキ問題

それは凱旋・沖ドキ撤去に関係することです。

私自身はパチンコ一筋ですので正直言えばどっちでも良いのですが、延長しているホールの言い分に不安を感じたので、これをテーマとさせていただきます。

それは、設置延長を強行しているホールのなかに「お客様の要望(あるいは支持)」を連呼している所があることです。

それに対して・・・

「こんな危ない件にユーザーを巻き込むな!怖いわっ!」

と言いたい。

<一連の流れ>

今さらではありますが、自分の整理のためにも少しまとめさせていただきます。

まず、そもそも今回の件は「設置延長が異例」と言われていますが、前例大好き官僚主義を相手にしたことを考えれば、不可能を可能にした破天荒な事態。

前回の4号機→5号機の時には「規制の公平性を確保する観点からもルールの修正は許されない」という怒り心頭な行政講話が経過措置終了8ヶ月前にあったくらいですから、警察庁としては「延長はしない」が大前提だった筈。

その可能性ゼロの状態から・・・

・4/9の打診から警察庁と21世紀会主要6団体間で撤去プランについて意見交換しつつ、1か月未満で正式要望にこぎ着ける

・5/1に正式に要望してから2週間未満(連休を考えれば実質1週間?)の5/14付で国家公安委員会が一部改正を承認し5/20に公布・施行して経過措置の一年延長が決定

というスピード展開。コロナ救済が理由の一つとはいえ速すぎる。

おそらく

・警察庁側が容認できる条件のギリギリを引き出しつつ、

・業界側の要望をギリギリまで出しつつ、

・しかも沖ドキ撤去が始まる前に、というのを前提に、どうにか撤去プラン(内々の物も含む)を考え練って、

・場合によっては政治家に対して口添えも依頼、

等々の濃いやり取りを4月にしていたのでしょうが、大したもんです。これだけでちょっとしたドキュメンタリーにできそうです。そして、これらを実現できた背景には、今まで地道に重ねてきたぱちんこ業界の信用があったのでしょう。

それでも6/23には会合にて警察庁保安課長が「今回の改正は、いわば業界による旧規則機撤去の取組みに対する信頼をベースに行ったものである」との釘をブッスリ刺した発言をしていますから、「譲歩したのは警察側である」という認識が警察庁側にありそうです。

譲歩理由は本当に信頼なのか、どこぞの圧力かは知りませんが、とにかく苦虫を潰した顔が目に浮かびます。

怒りの警察?

で、警察側が「譲歩してやった」と考えるそのギリギリプランに対して、一部とはいえ地域単位の組合や店舗が反旗をひるがえしているのが今の状況です。

奇しくも「(真面目に入替しているホールの為にも)規制の公平性を確保する観点からもルールの修正は許されない」という4→5号機の時の懸念が正しかったということになります。

業界を信じ、先生方に忖度し、当時の先輩方の懸念や前例を覆して延長を決めたのに、この仕打ち。官僚としては赤っ恥も良い所(笑)いやはや、この後が恐ろしい。

恐ろしいと思うと同時に、怖いもの見たさと言う奴でワクワクしてきます。苦虫の量が倍になった警察の動向やいかに?

あるパチンカスの主張

その怖い現状に、ユーザーを巻き込んでもらっては困るのです。どれだけ危うい事態か分かるでしょう。

巻き込んでいる側が危うい状況を分かってないならマヌケなだけですが、分かった上で「ユーザーからの支持がある」なんて名分を盾にしているとしたら悪どい。無垢なユーザーを共犯者に仕立て上げているようなもんです。

警察側の認識が「信頼できない業界」でなく、形だけとはいえ「信頼できない業界とユーザー」となっては困るのです。乱闘をするにしても場外乱闘はさけてください。観客を巻き込まないでください。

最悪の場合でも「信用できないパチスロ業界とパチスロユーザー」で済ませていただいて、せっかく楽しくなってきた新規則機パチンコの方に害が及ばないようにしていただきたいのです。

今回の件で、当分の間はパチスロの大幅な緩和の可能性は遠のいたでしょうから、パチンコでどうにかするしかないのは設置強行店とて同じでしょう。そこだけはキッチリ守っていただきたい。スロ専は・・・ファイト!

まとめ

ユーザー目線というよりはパチンコ原理主義者の目線みたいな主張になりましたが、とりあえず・・・

【ホールの皆さんには】

・自分らの争いにユーザーを巻き込むな、共犯者にするな

・設置するにしても「設置はあくまでホールの判断であり、ユーザーは一切関係ない」ことを強調する程度のモラルは持て

・あとは組合の会議や法廷で勝手に殴り合ってろ

【ユーザーの皆さんには】

・設置してある台で遊ぶのは客の自由だし良いんじゃね?

・でも「モラル無き合法」の行き着く先は、遊技約款(ハウスルール)の暴走や特殊景品との交換拒否や貯玉精算をしない突然閉店といった「ユーザー軽視」なんだから、自己防衛策だけはしっかりと

ということを強調しつつ、終わりとさせていだきます。

今後の展開を色々考えると、とても興味深いです。

仮に法廷に持ち込んでも一年やそこらでは決着はつかないでしょうから、少なくとも旧基準機撤去には間に合わない。

新台や中古台を本当に導入できないなら、2022年1月はベニヤばかりになるのか、あるいは旧基準機を置くことになるのか。それは違法だが、その違法行為を警察がいつまでも見逃すのか?

あるいはどこかで21世紀会が折れるのか?そうしたら真面目にやってきたホールと警察庁を裏切ることになるが。

あるいは全てを放棄して「なすがままなり」と業界の黄昏を見つめるのか?

政治家はこんな内紛ばかりの業界にいつまで付き合うのか?

あるいは何かしらの手段で業界の大勝利に終わるのか?

どうなることやら?    

寄稿者紹介

加藤ゴンザレス

<プロフィール>

楽太郎ブログの最初期からの読者。

祖父が日本人。

日本の地を踏み、はや三十年。

もはや身も心も立派な日本人&立派な養分リーマンです。

パチンコばかり打ってます。 

Twitter:@gonzalezes2544