テンションだだ下がりの店は業績もだだ下がり

寄稿文

ハイディホー、チャッキーだす。

イマイチなパチンコ屋で、割とありがちな光景。



〇挨拶が片手間

事務所にいる店長や役職の席が出入口に背を向けており、遅番出勤者や早番退勤者が挨拶しても顔を向ける事もなく、片手を挙げて、正に片手間で挨拶を返している。

そんな役職が、接客云々と部下に言うて説得力があるやろか。



〇失敗したり質問する部下に、「この前も言ったよな」「何度言ったら分かるの」と詰める

本人がメモを取っているかなどの問題は別として、こうした事が続くと、部下は質問しなくなり、曖昧な自分の記憶に頼るようになり、失敗を繰り返すようになる。



〇指示、指導の内容が人によって違う

例えば、掃除の手順、設備点検の手順を訊いて回ると、人によって言う事が違う。

当然、担当する人間によって出来栄えが違う。

また、Aさんに言われた通りにやったのにBさんには違うと指摘されたり怒られる。

教えている内容、教え方のチェックが無い。

教わる方も、なんとなく「本当にこれでいいの?」と不安が残る。



〇調整担当者が、とにかく釘を絞める事しか知らない

利益を出す手段として、調整を絞める(釘を絞める、設定1を多用する)事しか知らない。

その結果、出玉速度が特徴のパチンコ機のアタッカーやスルーを絞めて速度を落としたり、アタッカーフルオープンなんて平気でやり、機種特性を潰して機械寿命を潰してしまう。

もっとも、これは経営者からの利益要求が過剰な場合もあり、調整者だけを責めるのは可哀想な場合がある。

調整については、平社員やバイトは知らさせていないだろうが、出勤して半日も店にいて、データランプの数字を見れば概ね傾向は分かってくる。

出す気無いよなウチの店、と思うと、頑張る意欲に水を差される。



〇調整者に権限が無い

パチンコは、「スタートは5.0以下! 確変ベースは80以下! 余剰ベースは2以下! アタッカーはフルオープン以上で取りこぼさせろ!」。パチスロは、「設定④⑤⑥の使用は稟議書提出して社長決裁を得ろ」なんて法人がある。

「ウチは設定③が高設定(④⑤⑥は存在しない)」っていう店もあったな。

まともに使ってもらえない遊技機が不憫である。

そんな運用を指示されて、なんでこの機械は客が付かないんだと言われてもねぇ・・・



〇何でも従業員のせいにする

例えば接客強化だ!と偉い人が言い出し、やれお辞儀だ声出しだと煩くなるものの、そんな接客動作の変化くらいで来店者が増えるわけもない。

なのに、客が増えないのは従業員の取り組みが悪いからじゃないかと言い出す。

理不尽。



〇偉いさん、店長などが、店の不振のイライラを部下にぶつける

休憩中に雑談してると、「店が暇なのに楽しそうだな」と嫌味ったらしく言う。

ゲームの話をしていると、「ゲームのレベルアップより自分のレベルアップしたらどうだ」と嫌味ったらしく言う。



〇何のための仕事か分からなくなる

会議の席上で社長が、お前らが稼がないから最近はゴルフにも行けないと言い放った。

会議後、俺たちは社長のゴルフの為に働いてるのかよとゲンナリしていた。



〇経営者が店長の話を聞かない

身内の店長の話はろくに聞かないくせに、余所者のコンサルの話は鵜呑みにする。



〇説明してるだけなのに

業績について、現状を冷静に分析して説明してるだけなのに、「言い訳するな」と怒られる。

都合の悪い話には耳を塞ぐ。



余談)

ええ、ちなみに俺が会社員時代にテンションだだ下がりになったのは、当時在籍していた会社の偉いさんに「コンサルは会議で喋ってりゃ金になるからええのう」「日に二回やって週五で会議やれば大儲けや」と言われた時である。

ああ、こんなにも自社コンサルタントの仕事を理解しないどころか馬鹿にしてる奴の下で働きたくないわ、と退職の決意の大きなきっかけになった。

もう一つ愚痴らせてもらえば、同社の社長が呑みに連れてってやると言うのでキャバに行ったら、嬢が気に入ったらしくシャンパンをポンポン開け、結局一人6万円(俺は後輩の分も合わせて12万円)払わされたのが止めだった。

こんな奴の下で働けるかと思ったね。

理不尽、一貫性や統一性なし、デリカシー無し(笑)

思い付いた事を、その影響も考えずに口に出してしまう。

自分の言動の部下への影響なんて想定する力も無い。

こういう言動が、周りのテンションを下げ、モチベーションを下げ、白けさせている。

そんな状態で、お店の雰囲気はどうなるだろう。

施策に皆が真摯に取り組んでくれるだろうか。

盛り上げていこう!と檄を飛ばして響くだろうか。

上司の役目って、会社の拡大や業績に寄与する事が大きいけど、その為には、部下のテンションやモチベーションの管理(刺激や底上げ)も大事な筈。

たまに、テンションとモチベーションの区別がついてない人もいるけど。

数値管理や金銭管理などの作業は教わるけど、上司としての在り方とか、上司としての部下との接し方とか、仮にタイトル付けるなら上司道(店長道、先輩道など。もちろん部下道や後輩道も)といった物事を学ぶ機会や学ばせる機会が、パチンコ屋さんのみならず、不振な企業には本当に足りないと感じる事が多い。

本でも動画でも、参考になる物は探せば出てくる世の中なのにね。

そうして、勉強しない上司の下についた人も、こんなもんかと思って同じスタイルを踏襲しちゃう。

特に昨今、新コロや稼げない6号機問題で気持ちの余裕が無く、自己を抑制する力が弱まっている経営者や管理職の方々が増えたように思う。

分かるけどね。

部下に、不安や不満が伝わっても、良い事無いよ。

でも、こういう時こそ強がれる上司が傍にいて欲しい。

へーきへーき。

大丈夫大丈夫。

お前らがいるから大丈夫。

そうやって、たとえ演技でも笑って、周りを安心させるのも上司の役目と違うかな。

上司は時には役者でないと駄目なんと違うかな。

上司道(店長道)の一つと違うかな。

ちなみに、「こんな店長は嫌だ」でネット検索すると、色んな部下から嫌われる言動の見本市状態の検索結果が出てくるので、是非読んで下さいな。

自分の言動に問題は無いか、同僚や部下への接し方はどうか、照らし合わせてみるも良し。

反面教師とするも良し。

どうするかは、貴方次第。

では、また次のネタで会いましょう。

ハイディホー。

寄稿者紹介

チャッキー氏

<プロフィール>

ホールも含めた、多業種の営業コンサルタント。

ぱちんこ業界を冷静に観察/分析しつつ、基本的には厳しいスタンスで臨む論客。