人生経験も来店動機も「積み重ね」が大切

寄稿文

最近のパチンコ関連SNS上で、一部アイドル店員さんが花盛りである。

自己顕示欲や承認欲求の強い子、愛社精神旺盛な子、動画編集までやっちゃう子、業者から宣伝要員として派遣されてるプロまで色んな子が活躍してはる。

そういう子達を見ながら、「ウチもアイドル店員欲しい」とか「ウチはオバちゃんしかいない」なんて口にして顰蹙を買って社内炎上してる店長さんを何人か目撃した。

店長さんの気持ちも分かるが、だいたい殆どの店員さんは、普通の人たちだ。



今年の新型コロナ感染拡大以降、職を失ったなど色んな事情を抱えた人達からの求人応募が増えた。

 大学出て就職したけど内定取り消しを食らった。

 就職していたが、産休明けに職場復帰を拒否された。

 子育てが一段落して社会復帰を試みたが、就職できなかった。

 職場が規模縮小して解雇された。

 会社が給料払えなくなって、副業を認めたり、むしろ推奨するようになった。

そして、仕方なくバイトを探そうとしたが、小売り業や飲食業は店自体が減っており、求人があっても時給が安くて生活できず、少しでも時給の良いパチンコ屋に来た、そんな話が殆ど。

以前は、それでも「パチンコが好きでー」「接客業が好きでー」とか嘘っぱち言う者がたくさんたが、今は窮状を訴える者が増えたな。

その分、苦労人というか世間を知ってる人が増えた。

ありがたい。

客対応が客あしらいになっていて、若い子とは一味違ったりする。

例えば台パンマンに、台を叩かないでとストレートに言っても通じないところを、「台が泣いてるから」と情に訴えたりする。

世間話にしても、会社の上司の愚痴、嫁とか孫の愚痴、鬼婆姑や子育ての苦労話、リストラされての就活の不安、そんなヘビーな話は、若い子には荷が重いだろう。

大昔と違って、遊技機の故障なども激減し(仮にトラブッても、現在は営業中に遊技機を堂々とバラしにくくなったし)、各台計数機がある店なら玉運びもなく、パチンコ屋店員の仕事は美化や衛生管理などがメインになった今、一部の来店客にとっては、店員への愚痴吐露ってのも気休めとして機能してるかもしれないし、だとすれば、彼らスタッフは作業以上の大事な役割を担ってくれてると言っていい。

こういう話には必ず、店員なんかどうでもいい、玉を出せばええと咬みつく人が出るが、来店動機は色々だ。

君と違う来店動機があるし、君が思いもよらない来店動機だってある。

少数派の来店動機だってある。

接客業は、100人呼びたければ100の来店動機を用意すべし!

大小様々な来店動機の取捨選択と積み重ねが繁盛の土台!

そう思っていただければ幸いである。

確かに、自店が若い娘っ子で溢れていたら気分良い。

出勤するのも気分が軽い(笑)

実際には、女性だらけだと、男性スタッフが女性を取り合って揉めたり、ストーカーが湧いたり、諸々の気苦労が絶えないのだけど。

年齢を重ね、経験を積み重ね、苦労を知った人ならではの良さを持つ人だって沢山いるはずである(俺みたいに年食っても空っぽの奴も当然いる)。

アイドル店員でなくても、地元の来店者の来店動機になれる人はいる。

そういう人を見つけるか、指導して育てるのも、これからのパチンコ屋には必要かもしれない。

ではまた、次のネタで会いましょう。

ハイディホー!

寄稿者紹介

チャッキー氏

<プロフィール>

ホールも含めた、多業種の営業コンサルタント。

ぱちんこ業界を冷静に観察/分析しつつ、基本的には厳しいスタンスで臨む論客。