今朝の空は藍染のような薄い青で

最近は4時半には起床してコップ2杯分のお茶を飲み、窓を開けて換気をしその後はシャワーを浴びて髭を剃って軽めの朝食を摂り、時間があれば犬と遊んでから外出し本社か管理店舗へ、という毎日を送っている。

そのため大体は7時半~11時くらいに集中してデスクワークにあたり、午前中には必須業務は終えているというのがパターン化している。本稿を書いている今も本社のデスクであり、喫緊の業務でも抱えていない限りは事務方連中が出社して来るのは8時前後だからそれまではいつも私のプライベートオフィスのようなものである。

いわゆる社畜精神のせいか、体よく言えば仕事熱心なのか、こういう時に上位役職者になって良かったと心からそう思う。何故か、それは自分の都合が良い時間帯に単独で本社・店舗・倉庫などの社内施設に出入りする権限があるからである。実際、私が若手時代に店舗付マネジャーになって最初に思ったのは「これで、いくらでも早出・残業が出来るぞ」ということであった。

例えば遅番勤務でも、当日は早朝に釘調整業務にあたると伝達があった”先生”(今で言うコンサルで、営業顧問という肩書で釘調整業務を委託されていた方。後の営業部長)が釘を叩くところを見たいがために5時50分に出勤して開店前準備を終わらせて、また先生が釘を叩くことが事前にわかっている当日のイベント島・コーナーの台のガラス扉を開放して備えておいたり、スロットコーナーでも全台ドア開放しておき早番でこれから出て来る店長が設定変更しやすいように準備しておくなどしていた。

自分の業務は当然やっているし本来早番の役職者がやるべきことまで勝手やっておく訳だから周囲は楽が出来るということもあり、またやはり今とは社内セキュリティなどの考え方や業務に対する”当たり前”の基準、或いはキャリアアップしたい若手がアピールする仕方などがまるで違うから、このようなことが許容されていたのだろうが(今では大多数の法人でマネジャーの単独での出退勤は不可だろう)、結果的には気付いたら同期入社組や同年代の者の大多数は自社の当時のブラック体質に耐えかねたり早々に見切りをつけて辞めて行った。そして、私一人だけが今でもこうして誰も居ないオフィスで自分のペースで業務にあたりまたこっそりと記事を書いたりして過ごしている、という訳である。

さて、そんなこんなで今日も営業データ分析と中古機の売買プラン作成、また土曜午前の会議用の資料作成のほとんどが終わったため、こうして雑談記事を書いている訳だが、これが書き終わるのが8時半として、その他諸々のことをやっても10時前には日中の必須業務が完了する。

その後は、本社界隈でも管理店舗界隈でも自宅最寄り駅前でもどこでも構わないのでパチンコスロットでも打ってから帰宅したいのが本音だが、最近はコロナ禍の最中にはお互いに面と向かって会うことが憚られていた知人と都内の各所で待ち合わせて面会したり、或いは付き合いが長い方であれば自宅訪問するなどしている都合上しっかりと遊技する時間はなかなかとれないでいる。

なので、一部の法人・店舗が取り決めに違反して継続設置していることで業界を騒がせているサラリーマン番長も含めた旧規則機の撤去に際して”お別れ”として最後に打ってみるだとか、鹿目まどか生誕祭と称して盛り上がりを見せていたまどかマギカ関連機種を狙ってみるだとか、そういう特別な意図を持ってホールに足を運ぶということまでは出来ないでいるのが残念なところである。

まあ、こういった特別な事情にある機種については、出来ればユーザーの方々から優先して遊技していただきたいという気持ちが優って自分では打たないようにしているのだが、たまには若い頃のようにどこかのお店がやる気を出しそうな日に朝から乗り込むとか、そういう打ち方もしてみたいが、如何せんそうまでするだけの気力が湧いて来ないというのが実際のところである。

そういった意味でも、私にとってパチンコスロットとは、あくまでも空いた時間に軽く弾いてみる・回してみる、管理店舗に設置していない機種だから運用状態のチェックも兼ねて試し打ちしてみることで中古購入するか否か迷った際の材料にする、このような付き合い方をする”趣味”や”余暇の過ごし方のひとつ”でもありまた”仕事の一環”である。

自社は幸いにして金払いが良い中小ホール企業にあたるため、そのような打ち方をするだけの給料もいただいており、つまりはもう、期待値稼動したり、当月の残り生活費やお小遣いのことを考えながら打ったり、昨日までの負けを一気に取り戻したいと一発逆転を期してホールに出向くといったような純粋なユーザー目線で遊技機と対峙する、ということは出来ないでいる。

では、社内では部下の遊技との接し方に対してどのように考えているのかと言えば、これは個々人の価値観や余暇の過ごし方の変化、また可処分所得に占める生活費・通信費などの割合が一昔前とは違うという理由もあってか、そんなに頻繁には遊技出来ないという者がホール企業の現場でも増えており、いかに業務に関わるものであっても例えば部下に対して「パチ屋は日頃からパチンコスロットに親しみユーザー目線で物事を見たり心情を理解するように努めなければならない」などとは要求しにくくなっている。

私が若手社員当時は、配属店舗に設置してある機種は全て遊技済みで当たり前、そして設置していない機種も競合店の営業力推察や現在進行形のパチンコスロットシーン把握のために遊技していて当然、つまりリリースされた機種なら全部打て、という指示というか暗黙の了解的な社内風土というか、まあ要は前述のようにかなりブラック体質な環境でキャリアを積んだので、部下に求めたりはせずとも自分自身ではつい今でもそのままの遊技機との接し方をしている。

自分がやりたい時にやりたいことを好きなだけやってより早く業務に精通したい、早く釘を叩ける身分になりたい、店長になりたい、係長・課長などの本社役職が欲しい(部長になれるとまでは考えていなかった)、このようなことを考えていた20代の青年はあっという間にオッサンになった。

このブログの業界人読者の多くは私よりもひとまわりかふたまわり若い方が多いだろうから、もちろん社内ルールは守った上で、変な手抜きなどはせずに自分がより楽しめるように業務に習熟できるようにと考えて日々の業務にあたって下さればと願う。そうすれば、禁煙・分煙化や会社の体力が削がれる規則改正に係る大規模入替に更にコロナ禍が重なるような極めて特殊な状況であっても着実にキャリアアップすることが可能だと、私としてはそのように思っている。

楽太郎

Posted by 楽太郎