「リニューアル・リフレッシュオープン」を謳うパチンコ店が多すぎる!
寄稿文
こんにちは。ボスです!
今回は頂いた質問に回答させて頂きます。
質問
ボス様。こんにちは!
質問なのですが、この時期くらいから(7月半ばにDM頂きました)リニューアルオープンやリフレッシュオープンが多くなってきていますが、何か理由はあるのでしょうか?
また、リニューアルオープンやリフレッシュオープンの定義みたいな物はないのでしょうか?
ただの客集めにしか見えません。
ご回答頂けると嬉しいです!
回答
ご質問ありがとう御座います!
パチンコ店のリニューアルオープンやリフレッシュオープンについては【必ず大型連休前!】というイメージでしょうか。
同業からは怒られるかもしれませんが、はっきり言ってしまえば「大型連休にお客様を他店より呼び込みたい為」です。
つまり、ただの集客投資になっている事が非常に多いと思います。
投資と言いましても、そこまで投資しているリニューアルと普通の入れ替えレベルの投資まで様々です。
そもそも、リニューアルやリフレッシュにパチンコ業界としての定義がないのが現実です。
※一部地域では、所轄や県警の担当者から「この程度でリニューアルと言うな!」と怒られる事もあります。
たしかに、
・新台の入れ替えとPOPの一新でリニューアル
・POPの一新だけでリフレッシュ
・ジャグナビなどの設備機器をつけるだけでリニューアル
・配置変更だけでリニューアル
もう多すぎて、私でも把握しきれません(笑)
弊社の例として、私が決めているリニューアルの定義は
【島の建て替え(=台を外して島工事などを伴うレベル以上)などの、最低でも5日以上の店休を伴う場合】
これ以上の事をしなければリニューアルと言う文言を使う事は御座いません。
ちなみに、リフレッシュという文言は、過去に一度も使った事はありません。
最後になりますが、恐らく今回の記事は色々な法人様に喧嘩を売っているような内容かもしれません。
しかし、それほどお客様はリニューアルオープンの文字に敏感であり、リニューアルやリフレッシュを乱用する事でお客様の信頼を失っている場合もありますよ?と言わせて頂きます。
リニューアルオープンやリフレッシュオープンの文言を使う定義や会社での意識の見直しが必要ではないでしょうか?
以上、最後までご覧頂きまして誠にありがとう御座いました!
楽太郎による解説
<東京エリアの事例について>
2019年3月28日(平成31年/令和元年)、都遊協は理事会を開催し広告宣伝規制の徹底のために規制対象の明文化を議決した。
その理由は、ギャンブル等依存症対策基本法が成立したことにより法令順守の徹底は勿論これまで以上の射幸性の抑制努力や依存問題対策への取り組みなどが求められている中で、未だに隠語を用いるなどして同規制の目をかいくぐろうとしたり、本来存在しない「グレーゾーン」を追求するような悪質な事案が続いていたためである。
今回の寄稿文と関係がある議決項目を独自に補足しつつ説明すると、東京エリアにおいて「広告宣伝規制の規制対象に該当しないもの」とは、
①新規開店(=新店の立ち上げ。いわゆる”グランドオープン”)
②変更承認申請を伴うリニューアルオープン(=今回の寄稿文にあるような、店休などを伴う開店)
③遊技機入替(=新規購入した新機種・中古機の導入、在庫の再設置、系列店からの移設などにより機種構成が変更される、いわゆる”新装開店”)
④行政当局へ届け出たファン感謝デー(=組合として実施する、景品表示法における「共同懸賞」にあたる催し)
この議決内容は警視庁保安課担当官に提出され、受諾されている。
よって、このことを反対解釈すれば「東京エリアを所管する警視庁は、変更承認申請を伴わずに”リニューアル”という文言を用いる広告宣伝は、リニューアルの実態がないまま実施される著しく射幸心をそそるおそれのある集客イベントとみなしている」と言え、これは他道府県警本部においてもほぼ同様の見解を持っているように思われる。
寄稿者紹介
ボス氏

<プロフィール>
どこかのホール企業のパチンコ事業統括責任者。
社内で「ボス」と呼ばれている。
たまにTwitterで「質問コーナー」を設置する事があるので、ぱちんこ業界事情やホール営業に関して何か疑問があれば、個別に聞いてみると良いかも知れない
※時間限定なので、全件への返信はムリ
※所定の時間が過ぎたら、ツイートは削除している
※似たような質問が多かったり、面白い内容のものは、楽太郎ブログへの寄稿という形で記事にする場合もある
Twitter:@slot777pachinko
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