【沖ドキ】「年始の警察の立入は無い。組合からも来ない。だから取り敢えず年明けの適当な時期までは動かしてもバレない」

2020年9月7日

なんだかんだでまだまだ暑い毎日が続いているが、9月も秋分を過ぎれば、真っ青な夏が終わり木々の葉々赤く色付く秋がいよいよやって来る。

春夏はコロナ禍に苛まれてもうすっかり疲れ切ってしまった感があるので、早く秋が来て、色んな情勢の変化にひと息つきたいというのが本音である。

近隣商圏では「5が付く日」でのジャグラー系底上げイベント営業店舗が以前にも増して目立つようになって来たため、昨日の夕刻は現地の様子を見るべく小さなビニール傘を手に管理店舗を後にしたが、都内は18時を過ぎたあたりから雨が断続的に降っていて帰りのタクシーを捉まえるのに15分ほど路肩で待つことになった。

土曜の雨の夜、わざわざ出歩いている人々には私と同じく明確な理由がありまた目的地がある。

ある人は香ばしい背脂がこれでもかと乗った人気ラーメン店に駆け込んで行き、またある人は家電量販店の大きな袋を大事そうに抱えながら傘をどうにか真っ直ぐに持って急ぎ足で駅の方へと向かっている。

今回の台風は関東圏は暴風域ではないのでこちらでは特別な警戒心まではないのだが、出掛ける前にTwitterで眺めたタイムラインからは道路冠水した街の様子や立体駐車場を一時避難場所として提供する同業アカウントのツイートが多く見受けられやはり沖縄・九州・中国・四国・近畿・東海圏では大事になっているのが伝わる。

当該地域の皆さんは、何よりもご自身の身の回りと家族の安全を第一に考えてお過ごし下さればと思うばかりである。

さて、日が改まり今日になって、面倒なというかやっぱりなというか、残念な情報が入って来た。

それは、業界人はもちろん業界の事情に明るいユーザーも含めてweb・SNS上で話題になっている高射幸性スロット機などの撤去申し合わせ期限の無視についてである。

目下の話題の中心はサラリーマン番長だけであるが、今後は順次本来の認定切れによる撤去期限を迎える機種が増えて行く事になる。

細かく見ると、9月1週目の時点で全国12,500台水準の設置があり9月最終週から10月中旬にかけて多くの都道府県で期限切れとなる黄門ちゃま喝。64,000台水準の設置があり11月10日前後から11月16日前後にかけて期限切れとなるゴッド凱旋。3,700台水準の設置があり11月最終週から12月7日前後にかけて期限切れとなる戦国コレクション2。これら3機種だけで80,000台もの水準にあり、また設置水準が3,000台を切っている機種としてはプレミアムビンゴ、ゴッドイーター、アラジンAⅡなどが挙げられ、それでも合計で5,000台以上にはなる。

つまり、ホールに残存している高射幸性スロット機はどんなに少なく見積もっても現時点で85,000台以上あり、これらが申し合わせ通りに撤去されるか否かが注視される訳だが、メーカー直販に加えて多くのホールに出入りしている販社側からの情報によれば、これら高射幸性スロット機に該当する機種に関しては関東圏では100%水準の撤去が期待できるとのことであった。

しかし、高射幸性には該当しないもののほぼ同等の営業貢献度や設置台数においては50,000台水準で存在感を維持している沖ドキ25と沖ドキ30に関しては「期限内には撤去しない」と明確な意思表示をしている小規模法人が既に出て来ているとのことであった。

その事情や理由は第一に、そのゲーム性上、特に早番時間帯の多くの売上を依存しているから。第二に同じ台数水準でタイムリーに入れ替えを行うための候補となるATタイプ機種や機械代が無いから。第三に「警察と組合の言うとおりにやっていては、潰れてしまう」「年始の警察の立入は無い。組合からも来ない。だから取り敢えず年明けの適当な時期までは動かしてもバレない」からとのこと。

私は関東圏の業界人なので詳しい事情は当該エリアのことに限られるが、現時点での情報では、関東圏に展開している各地方大手クラスと関東大手法人の店舗では例外なく撤去が進む。

8月に期限を迎えたサラリーマン番長の時を例にとれば、関東大手でも残念ながらタイムリーには入替ができず1~2週間は電断で過ごしたりベニヤを貼るなどして、適当な経営・運営規模がある法人店舗に似つかわしくないような営業になってしまったところもあったが、それでも営業の用に供するようなことはなかった。

警察庁が業界への信頼をベースにとった配慮措置であることの意味と、ホール組合に留まらず主要メーカーやメーカー団体による申し合わせ事項遵守の要請が続々と通知されていることの重みを十分に理解して、また或いは実質的な”ペナルティ”を回避するために、大手に限らず今後はあるべき入替を期限内に実施する法人・店舗がほとんどであるかと推察する。

しかし、前述したように営業の現場に出入りしている直販・販社営業マンの視点では経営者クラスが取り締まり行政と組合に対してファイティングポーズをとったり誤魔化せるものなら誤魔化そうとする傾向がある小規模法人はいくつか把握できており、私が付き合っている販社からも「新規則機の設置比率が20%にも満たない顧客店舗があって普通に見れば廃業予備軍だと思うが、立ち入られて指示されるようなことでもない限りはタイムリーには外せない機種があるという店舗やオーナーはたしかに見受けられる」とのことであった。

私としては、そのような法人・店舗については残り僅かな期間で心変わりがあることを祈るが、本稿で紹介したように沖ドキに関しては年末年始のドサクサで継続設置し営業の用に供する店舗も出て来るだろうと見通している。

楽太郎

Posted by 楽太郎