風適法に則した遊技環境の実現のために

寄稿文

 本日よりこちらのサイト様のご厄介になります竹西と申します。

 初稿では、まずは簡単に自己紹介をさせて下さい。

 私はもともと京阪神地域で業界経験を積ませていただいたホール関係者で、退社後は取引先数社様にゲージコントロールをはじめとした店舗管理フォローと統括者クラスの皆様を対象とした営業支援という形で携わらせていただいておりました。

 それが、主要な取引先様が業態変え等の理由でホール事業閉鎖なさったりプライベートな事情も重なったことで旧知を頼って数年前から東京へ移り住むこととなり、ぱちんこ業界に対しては少し距離ができて本業である営業支援も細々としたものになっております。

 そうした折に、旧知の仲間内で「長くお世話になったこの業界に、何か恩返しのようなことができないか?」という話になり、その後の意見交換を経て業界の未来は健全化の道程にしかないという結論に至りまして、仰々しくもありますが「風適法に則した遊技環境の実現を目指す有志連盟」、通称を「風遊連」と号しホール、メーカー、その他遊技機の流通および設備機器の製造や販売なども含めた、ぱちんこ業界の各職域の有志20名ほどを構成員とした理念的な繋がりとしてのグループを構築しました。

 この風遊連は、メンバー各人がそれぞれの立場でぱちんこ業界の健全化に積極的に携わる事で、下記の事柄の実現を目指しております。

①法令を遵守し地域に根差したホール営業を行う事で、地域社会の振興および生活の充実のお役に立ち、地域社会を元気にする

②日本国において数十年来の歴史を持つ巨大産業という自覚に基き、雇用を支え、税収に貢献し、勤労に励む皆様や憩いの場を欲する皆様に対して、一時の娯楽の場を提供できる業界の実現を目指す

③現代社会は複雑且つ多種多様な問題を抱えている。そのような中で、風遊連では、排斥ではなく許容を、偏見ではなく寛容を、憎悪ではなく慈愛を、失望ではなく希望を、パチンコスロットという遊技産業を通じて、より多くの人々へと発信していく

 こうしてみると大仰でどうにも怪しい集団のようにも思われるでしょうが、サイト閲覧者の皆様方でも私的な仲間内で共通理念の下ちょっとしたグループを作って活動する、ということはおありかと思います。

 たとえば、支援目標を定めての募金活動、自然に分け入っての野外活動(最近の流行りはキャンプでしょうか)、同じ犬種オーナーのコミュニティとしてのミニチュアダックスフント・オーナー会、などといった風にです。

 パチンコスロットが職業のみならずそういったライフワークでもある仲間内での、言うならば同志の集い程度の意味合いで始めたもので、フロントマンは不肖ながら私が務めております。

 メンバー各々が所属する遊協、団体、法人などの場におきましてぱちんこ業界の健全化に資すると考えられる意見や行動を支持し、そうではないものは解決すべき課題として俎上に載せることで曖昧なまま放置せず少しずつでも業界が良い方に行けばと思いながら各人が活動し、何か課題が見付かればシェアするというフローを踏んでおります。

 つまり内々な性質のものであり、表立ってそのようなグループのメンバーだと名乗ることは余程気心知れたり旧知の間柄でもなければ機会はまず無いのですが、昨年になって一つ問題が発生しました。

 それはメンバーの中で単に理念的な繋がりではなく、業界の在り方に対して実行力がある活動ができないか、という声が高まったことです。

 なぜそのようになったかと言いますと、第一に広告宣伝規制逃れの内容がより一層酷いものに変質していること、第二に法令順守はもちろんゲージコントロールの観点でもこれはナシだろうという釘の状態で営業するホールが後を絶たないこと、そして第三に縮小過程にある業界では目先の利益を求め前述したような行為に及ぶホールや関連業者がより一層増えるのではないかという懸念があったからです。

 そうした経緯で業界における直近課題の可視化とグループとしての活動の履歴を残すという狙いで「遊技環境健全化NET」というサイトをオープンし、放置すべきでないと思われる法令違反は都道府県遊協、健全化組織、都道府県警本部に事例提供するという活動を半年ほど実施しておりました。

 このような具体的な取り組みに対してはメンバー内で必ずしもコンセンサスが取れたわけではなく、警察行政に対しての通報は我々業界側には自浄力が無いのだと認めるに等しいことであり当該地域の警察行政と遊協との関係性を悪化させる可能性もあるだろうと反対意見も出ました。

 これについては、このたびこちらのサイト様から寄稿者の一人として迎えていただくにあたり、今後は行政通報は止めて当該地域の遊協や健全化組織への通報とすること、また違反行為の指摘が目的とはいえスクリーンショット等の掲載による注意喚起は利害関係者から著作権侵害を主張される可能性もあることから止めるように、という2つの条件として提示されていることでもあります。

 これにより結果的にグループ内でのコンセンサスが再び取れ、またサイトの運営は不慣れでなかなか効果的な注意喚起や発信ができないでいたところにホール関係者の皆様や打ち手の皆様にとってより認知がある発信者である楽太郎氏のサイトへの寄稿という形でグループ状況と先行きの改善をみたことにまずは感謝申し上げます。

 そして、今後は折に触れ寄稿させていただき、その中でその時々の業界の課題について事例を示しながらサイト閲覧者の皆様方と共に解決の道筋を探っていければと考えております。

 また至らぬ点などがありましたら、遠慮なくご指摘賜りたく存じます。

 皆様方におかれましては、今後どうぞ宜しくお付き合い下さいませ。

寄稿者紹介

竹西 京氏

<プロフィール>

関西圏で25年以上にわたってホール営業に携わり所属法人の営業統括ならびに退社後は地域法人の営業支援にあたり、近年は関東圏で営業支援を行いながら一歩引いた視座からぱちんこ業界を観察しつつその未来図を案じている。「竹西 京」は長年用いている私的なペンネームであり、老舗遊技機メーカー数社の頭文字から取っている。

mail:fu-yu-ren@ps7.fever.jp

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