遊技機が壊れて「補償しろ!」と言われた時の焦りは異常

寄稿文

どうもこんにちは!

パチスロ販売員です。

打っている最中に機械が壊れた経験をされたことはあるでしょうか?

もし、それがAT中だったりなんかしたら…

本日は機械が壊れてしまった時の対応や、裏でどんな事が行われているかをご紹介します。

機械が壊れてしまった時の対応や裏での流れ

<遊技者と店員さん>

まず遊技ができない状況は様々考えられますが、

 ①液晶がバグって見えない

 ②ATが飛んで通常に戻った

 ③セレクターエラーが出て直らない

といった具合でしょうか?

もし、機械の不具合を見つけたら、まず遊技している皆さんは店員さんに状況を説明するかと思います。

 「いきなり液晶がバグってナビが見えなくなりました」

 「ATが飛んで通常に戻ったんですが」

 「エラーが出続けているんですけど」

などなど。

そんな時の店員さんの行動としては、

 ①エラーが直せるか何度も試す

 ②ホールコンのデータを見て本当に当たっていたのか確認する

 ③ペナルティをしたか等のヒアリング

などが考えられます。

1番理想的なのは直る事ですが、そう簡単にはいかない事もあります。

直らないと、どうするのか?

その時は、私のような営業マンや直接メーカーに問い合わせをします。

<店員さんと営業マン>

店員さん

 「エラー解除を何度も試しましたが直りません。AT中なのですがどうしたら直るでしょうか?」

 「いきなり液晶がバグって映りません。まだご遊技中です」

 「AT中にいきなり通常に戻ったって言ってます。そんな事あるんでしょうか?」

こういったご連絡を頂きます。

私もこれらの問い合わせはかなり焦ります。

自分が遊技している立場だったら、早く直して欲しいし、ようやっと当たったかもしれないATですから……

 「今一度配線の抜けが無いか確認して貰えませんか?」

 「パンク役を回避して打たないと通常に戻りますが、それについてはご説明頂いてますか?」

 「もう、その状況だと部品の交換以外の選択肢がありません…」

など、その時々の状況によって直すための最善策を探してお伝えします。

その説明を踏まえて今一度店員さんは機械が直るか試したり、再度遊技者にヒアリングをしたりします。

ここで直ればまだ御の字です。

しかし、ここまで来ても直らないと一大事になります。

<遊技者と店員さん>

遊技者

 「なんで直らないんだ!補償しろ!」

と補償問題に発展していきます。

正直、誰も望まない最悪の形になってしまいます。

そういう時のために、店内に「当店では遊技中のトラブルにおいて補償はしません」などと注意書きされているのを見かけるかと思います。

店員さん

 「補償はできません…申し訳ありません…」

遊技者

 「ふざけるな!おかしいだろ!」

とトラブルに発展していきます。

本当にどうしようも無い時には補償するケースもあるようです(お店による)。

そういった時はまた私のような営業マンに連絡がきます。

<店員さんと営業マン>

店員さん

 「ATの平均獲得期待枚数は何枚でしょうか?」

 「約700枚です。しかし、現に上乗せされている事を考えると1000枚以上にはなるかと思います。」

このようなやり取りが発生します。

恐らく補償するんだろうなと思いながら深くは聞かないようにしています。

この後は店員さんとユーザー様とのやり取りになるのでどうなったかは分かりません。

まとめ

前述して来た通り、遊技者→店員さん→営業マン→店員さん→遊技者みたいな流れでトラブル解決に全力を尽くしています。

補償は基本NGですが、お店の考え方やその時の状況によってはあり得ます。

トラブルは誰も望まない最悪の事態なので、なるべく起きて欲しく無いものです。

以上、機械が壊れて補償しろ!と言われた時の焦りついてでした。

楽太郎による補足

「補償」に関して

ホール営業においては客室内の周知になる場所に常設するかたちで「遊技約款」を掲示することが望ましく、今回のご寄稿の「補償」についてはこの約款上の記載内容によって遊技客の心象や納得度、店側の対処の仕方が変わって来ると考えられます。

②風適法と民法での違いについて

「補償」については風適法と民法が関わって来て、それぞれ可否や解釈が異なります。

まず風適法によれば、ホール営業は遊技客に玉やメダルを貸し出し、遊技客がその遊技の結果得た玉やメダルの数量に相当する賞品を提供し得る営業形態であると定義付けられており、すなわち故障により払出個数や枚数の期待値(=遊技継続していれば得られたと仮定し得る個数や枚数)が損なわれた分を補償する行為(=遊技の結果としてではなく、賞品交換に使用することが可能な玉やメダル或いは現金を提供する行為)は著しく射幸心をそそるおそれのある営業行為と解釈され、つまりは違法性を指摘される可能性があります。

他方、民法によれば、遊技はホールと遊技客との間で交わされる契約が前提になっていることから、契約自由の原則通りに施設側であるホールが施設利用者である遊技客に対して金銭でも玉やメダルでも任意のかたちで補償するという行為には違法性がないと考えられます。

③本文中の「いきなり液晶がバグってナビが見えなくなりました」という例について

今回のご寄稿の故障事案についても、契約時(=遊技開始時)のような遊技可能な状態ではなくなってしまったことで遊技客はホールに対して民法上の債務不履行による損害賠償を請求することが可能と言え、それが認められた際の賠償は金銭で行われるのが原則であるため、逸失したであろう利益を適正に算出してホールはその分を金銭で補償するという流れが想定されます。

故障事案について、ホールが遊技客に対して風適法を持ち出して「補償は出来ない」と説明することには妥当性があり、また法令順守上の必要性があると言え、その際に遊技客に対して「民法によればホールの債務不履行による損害賠償請求が可能である」旨の説明をする必要性まではない、と考えられます。

立場を変えて、前述して来たようなことを把握している遊技客の場合は、故障による逸失利益の賠償を求めて訴訟事案とすることが可能と言えます。

もちろん、そこまでの大事に至らないことが重要ですが、物理的に玉やメダルが大量に出入りしたり、ホールもユーザーも全容を把握し切れない精密機器である遊技機の何かしらの動作不良は日常茶飯事と言えます。

なので、ホール営業において、遊技客に対してしっかりとハウスルール提示し、また法令を順守した営業を心掛け、日々の整備を怠らないことが重要であると言えます。

寄稿者紹介

パチスロ販売員氏

<プロフィール>

魔性の飲料「ストロングゼロ」に魂を奪われ肉体を侵された、遊技機販売を生業としている業界人。

「IYSK」という組織に属しており、日々飲酒活動にハゲんでいる。

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