護らない店(会社)は、守られない

寄稿文

ハイディホー、チャッキーだす。

最初に書いときますが、綺麗ごとが嫌いな人は読まない事をお勧めします。

俺は日頃から、(お客様や求職者から)選ばれる会社や店になるには、「カネになる、タメになる、ネタになる」が大切と言い続けて仕事してきた。

また、そこで働く者にとって、そこでの労働の質を左右するのも、同様に「カネ、タメ、ネタ」と言い続けてきた。

労働の質と言うのは、

朗働/カネ、タメ、ネタがある。遣り甲斐も感じる。戦闘意欲や充実感や愛着もある。

糧働/給料が入るから所属してる。妥協の労働。食い扶持としての価値。未練薄い。

牢働/仕方なく通う。職場が牢獄のよう。悲壮感。辞めたいけど辞められない。

・・・ってな感じである。

当然、働き手の幸せ度も生産性も意欲も愛着度も朗働>糧働>>>>(越えられない壁)>>>牢働となる。

ところが、昨年末からの新型インフルエンザ=中共肺炎での休業騒動により、ホールさんを拝見したり話を伺う中で、「マモリ」の大切さをこれまで以上に痛感し、「カネ、タメ、ネタ、マモリ」の四つに増やす事にした。

今回は、その「マモリ」について書かせていただく。

今回の中共肺炎による強制休業時に見た事柄について

休業で得たマモリ

GWの頃には、実に97%以上のパチンコ店が休業していた。

従業員や、お客さんの安全を守る為に。

営業を続ける事で発生するであろう風評被害や逆風からお店や従業員を守る為に。



雇用のマモリ/業者さん

中共肺炎蔓延を危惧した国からの要請により、パチンコ屋も営業自粛に追い込まれた。

しかし中には、あえて批判を恐れずに営業を続けた会社がある。

ただ金目当てや存続がかかってて仕方なく開け続けた店もあるだろうが、景品買取所や一般景品納入業者ほか、店の関連業者さんの雇用を守るために開け続けたお店もある。

世間には理解されなかったが。



雇用のマモリ/従業員

営業自粛に関して、社員だけでなくバイトの休業補償の有無が分かれたようだ。

通常シフトに合わせて全額補償した企業、8割とか日に7千円とか減額だけど補償した会社、そして、バイトにまで補償はしてられん!と切り捨てた会社である。

全額~部分補償した店は、休業中の作業も問題なく行えたし、マスク配布などの活動や、再開後の対応を従業員みなで知恵を出し合うなど前向きに再開を望む姿があったが、補償しなかった店の中では、自分達を守ってくれない店にいられない! とバイト君達に愛想尽かされ逃げられ、人手不足で再開も危ぶまれた店もあったと聞く。

従業員を守らない会社は従業員に捨てられる(笑)



・店のマモリ/設備や遊技機の保守

一週間や十日も休業していると、例えば遊技機のバックアップが消えるとか島内還元機や遊技機内に手垢による錆が出るとか、紙幣搬送機内の埃が固まるとか、まあ色々な問題が出る。

パチンコ屋だけじゃないが、設備や機械は動かしてなんぼである。

そこで定期的に設備や遊技機に通電・作動させていた。



ここからは、通常営業時の「マモリ」について。

・従業員の安全/客からのセクハラ/特にSNSに露出している子のマモリ

以前から、女子スタッフを看板娘に祭り上げてSNSで活用するスタイルは多かったが、武漢肺炎による収益悪化で、これまでのような来店イベントへの経費も無くなったのか、一部の有能SNSを真似た、安上がりで安易な女子スタッフSNSが雨後の筍のように増えた。

こういう営業スタイルを採ると、客からのセクハラが増えたり、傍惚れした奴が絡んできたり、ストーカー的粘着野郎を産むリスクがある。

これを放置したり対応を誤ると、当該女子スタッフはおろか、全女子スタッフが退職するなど被害が大きくなるから要注意だ。

セクハラどころか、乳タッチなどの物理的被害にどう対応するか。

客だからと甘やかさず犯罪者と認定し、身柄を確保し警察に売り渡し、告発する勇気があるか。

その後の逆恨みと戦えるか。

ストーカーに店長自ら交渉と説得する勇気があるか。

客対応は自分でやれと投げ出さず、店として会社として対処する手筈を整えているか。

俺が見た最悪の店長は、被害を訴える女子スタッフに「一度くらいデートしてやれば?」と言った馬鹿野郎だった。

なんで店の為に一スタッフが犠牲にならなければいけないのか。

仮に一度デートすれば、次から次へと欲望がエスカレートすると考えないのか。

当然、女子スタッフは全員退職し、男だけのむさ苦しい店になった。

従業員を守らない会社は従業員に捨てられる(笑)



・ルールのマモリ

パチンコ屋は、殆どの店がハウスルールを張り出している。

それを守っていただく為に、従業員からお願いや要請を伝える事がある。

遊技客を注意するのは勇気がいる。

特に、相手が台パンするチンパン客、いや、店を蝕む招かれざるシロアリ客なら尚更だ。

大抵は社員が行くとか、必ず複数で対応するといったルールを設けているものだが、中には「何事も勉強だと思って頑張れ」とかなんとか言って、バイトちゃん独りで平気で対応させる店がある。

独りで対応させるなら、事前にシロアリ客を模した罵詈雑言対応のロープレをやって心の準備が必要だが、勿論やってるわけがない。

遊技してて、たまに従業員がシロアリ客に大声で怒鳴られたり恫喝されているのに、他の従業員が誰もフォローに入らないでずっと揉めてる場面を目にする事がある。

店の方針かなんか知らんけど、従業員(特にバイトちゃん)にとっては、アテにならない店という評価になる。

仮に、この仕打ちで退職しなかったとしても、従業員の中には、「シロアリ客を注意しても意味は無い、誰も助けに来ない、怒鳴られ損」という感覚が芽生えかねない。

すると、もう馬鹿らしくてシロアリ客を誰も注意・指導しなくなる。

シロアリ客にとっては温い店となり治安と雰囲気が悪化し、ルールやマナーを守って下さる一般客には居心地の悪い不愉快な店になり、一般客の足が遠のく。

来店客数が減ると、シロアリ客が常連面して態度がでかくなり、増々一般客を遠ざける。

新台入れ替えやリニューアルなど金をかけても、店の治安の悪さで台無しになり、次の来店に繋がらない。

・・・という悪循環が起こる。

シロアリ客は駆逐するか、ルールやマナーを守るように誘導しないと店が食い荒らされる。

それをするのは誰なのか。

勇気を出してシロアリ客に注意しに行くバイトちゃんをバックアップする体制を整えているか。

従業員を守らない店では、ルールやマナーも守られなくなる。

貴方のお店は大丈夫?

シロアリ駆除、シロアリ教育してますか?

お店の客層が悪くなったと思ったら、シロアリ客のせいかも。

ホールを見渡したら、知らない内にシロアリ客に食い荒らされているかも。

俺ね、ここで記事書いて、綺麗ごとだの偽善者だのコメ書かれて根に持ってるんよ。

仕事って、ある意味綺麗ごとの実現なのよ。

だから、これからも綺麗ごとと「カネ、タメ、ネタ、マモリ」のリアルの両方を追いかけるよ。

読んでくれて有難うございました。

またの機会にお逢いしましょう。

ハイディホー!

寄稿者紹介

チャッキー氏

<プロフィール>

ホールも含めた、多業種の営業コンサルタント。

ぱちんこ業界を冷静に観察/分析しつつ、基本的には厳しいスタンスで臨む論客。