人が逃げるトンデモ会社列伝

寄稿文

ハイディホー、チャッキーだす。

新コロねたは飽きてるだろうから、人が辞めちゃう会社のアホさ加減でも見て笑って下さいな。

新人がすぐ辞める、しかも身銭切って退職代行を使ってまで辞める。

新コロで内定取り消しが騒がれる中で無事に入社できたのに、もうリタイヤが出る。

そんな「人が逃げるトンデモ会社」はいくらでもある。

日本はブラック企業吹き溜まりかもしれない。  

勿論、辞める側の社会性不足とか適正不足とか姿勢に問題がある場合もあるが、今回は(新人に限らず。パチンコ店に限らず)従業員に逃げられる企業側に目を向け、過去に目撃した事例を並べてみる。

トンデモ会社20選

①電話は新人がとれ

これ、本当に多い。

会社の事もお客さんの事も何も知らない新人に電話を取らせて何の意味があるのか。

今の子は固定電話を使った事が無い。ましてや電話の取次ぎや内線転送も未経験。

そうした事に目を向けず、電話の取り方を指導すらしない。

指導すらせず失敗を詰るのはトンデモ会社の共通点。

また、新人が電話をとるという事に疑問ももたず、「自分達も、そうだった」という慣習を疑いもしない職場体質。

過剰要求

新人なんざぁ、言うなればレベル1勇者である。

スライムにだって苦戦して当たり前にも拘わらず、ドラゴン倒せ、魔王を倒せと過剰な要求をし、できないと役立たずなどと詰る。

しかも、銅の剣や100Gすらくれないのである。

徒手空拳で戦えと言うのがトンデモ会社。

③フォロー無し

質問をすれば自分で考えろと言い、質問しなければ勝手な事をするなと言う。

新人は業務の全体像を知らないから、「分からない事も分からない」事が多いが、そんな事も想定できない。

報連相をしっかりやれと言うが、報連相をできない原因が自分達にあるとは夢にも思わない。

学生の時に、分からない事があったら質問しに来いと教師に言われ、本気にして職員室に行ったら、こんな事も分からないのかと教師に笑い者にされて殺意を抱いた事無い?

それと同じさ。

④無駄に競争を煽る

例えマルハ〇出身者でも、その店では新人である。

にも拘わらず古参従業員に、「マルハ〇出身らしいぞ、優秀だから煽られるなよ、まくられるなよ」とニヤついて、現場に要らぬ競争と軋轢を生む馬鹿店長は多い。

結果、古参従業員が守りに入り、新人と距離をとったり不仲になるケースがある。

今の子達は、幼い頃から競争しない仲良しごっこで育っていて、競争から逃げる体質が色濃い。

体育会系出身者でないと、競争に慣れていなくて反感を持つ子もいる。

競争を煽るよりも、お互いに学ぶ姿勢を促し、共働へ誘導した方がチーム力が上がる場合が多い。

⑤白馬の王子願望

今年の新人は使えないカスばかりと平気で言う。

優秀な部下が来ないかと常に妄想している。

自分に指導力が無い事には全く目を向けない。

だいたい、経営者からして白馬の王子願望の場合が殆ど。

安月給でも文句言わず、残業や休日出勤も嫌がらず、業績向上に熱心で休みを欲しがらず、教育しなくても優秀、そんな白馬の王子を望んでいる経営者が本当にいるのである。

⑥リセマラ願望

従業員は人間である。

にも拘わらず、使えなきゃクビにしろと平気で言う。

育てる気なんかサラサラ無く、気に入る人間が来るまでゲームアプリのリセマラ気分で解雇と採用を繰り返すため、常に基本レベルの教育に追われ、一向に戦力アップしない。

⑦店長(役職者)が休むと経営者の機嫌が悪い

店長(役職者)は休まなくていいんだ、休みは義務じゃないと言う。

午前中に店に視察に来て、店長(役職者)がホールにいないと機嫌が悪い。

シフト表を見て、店長(役職者)の休み予定に文句をつける。

⑧給料を上げる気が無い

頑張れば給料を上げてやると言うものの、その目標値が実現不可能レベル。

目標値ってのは、手の届きそうな範囲でないと挑戦する気も起きない。

しかし、手の届きそうな範囲の設定だと現在の延長線での小手先の工夫しか手を出さないため、改革レベルで組織を変えたい場合は無謀な目標が必要な場合があるのも確か。

⑨客は神様、従業員や業者は泥棒と言い切る

客は金を持ってくるから神様、従業員や業者は金を持っていくから泥棒と言い切る。

そんな感覚だから、従業員にも業者にも味方(ステークホルダー)がいない。

⑩新人も一人とカウントする

シフト表を見て、人数が多いと文句を言う。

研修期間(教育期間)の概念が無いのに、最初の一か月は研修時給と言い出す。

⑪知恵で解決しろと言う

店に投資もしないで知恵を絞れと言う。

機械も設備も更新しないで、知恵で客を増やせと言う。

その知恵を実現するのにも金がいる事には気づかない。

⑫俺もやったんだからお前もやれ/今時、根性論。営業は歩け歩け

営業職はとにかく歩け歩けとしか言わず、数で押せばよいと思っており、ノウハウの共有も蓄積もされていない。

外回りで100枚名刺を貰うまで帰って来るなという100件コールを強いる。

パチンコ屋だと、俺は若い頃休まなかった、〇連勤した、通し勤務を何日続けたと社畜自慢をし、部下にも強要する。

⑬テレ朝の刑事コメディドラマ、『警視庁捜査一課長』が好き

番組のクライマックスでの、内藤剛志氏演じる大岩純一捜査一課長が部下の前で「被害者(とご遺族)の無念を晴らすためにも、必ず、犯人(ホシ)を挙げる!」 と力強く宣言する決め台詞に、捜査会議室の部下が「はい!!」、と力強く返事をする場面が殊の外好き。

自分が崇められている感覚が欲しいだけ。

会議で部下の前で「今月は必ずノルマ達成する!!」と叫んでも部下が乗ってこない事に不満を抱いている。

部下達の返事には覇気が無い、俺が号令かけても暖簾に腕押しだ、と愚痴に入るのがお決まりのコースである。

組織力の差か、号令を掛ける者のカリスマ性の差か、単にドラマと現実の差か。

一つ言えるのは、経営者(または上長)だからと言って、自動的に好意や敬意が得られるわけじゃないって事。

⑭求人の決め文句が、「アットホームな会社」

企業の魅力とは、カネ、タメ、ネタに集約されるが、その何も無い、取り柄のない企業ほどアットホームな会社と言い出す。

人間関係で絡めとって、辞めるに辞められない雰囲気を作る。

これと似た発言に、従業員は家族、がある。

⑮金より遣り甲斐が大事と言い出す

説明不要のキチガイ。

こういう台詞が許容されるのは、現行で従業員が満足できる程度の報酬を払っている場合に限る。

ウチの会社は遣り甲斐あるから安月給でも我慢しろとの意味で使うトンデモ経営者が多過ぎ。

遣り甲斐が何か、遣り甲斐の有無を判断するのは従業員であって経営者ではない。

⑯18時(退社時刻)に「さぁ、これから本番だ」と言い出す

残業するのが大前提。

如何に自分の時間を会社に捧げるかが大事という迷惑な価値観。

残業代泥棒。

当然、部下も帰らせない。

⑰人事が素人

人事を学んだ事がない者が人事を担当させられている。

人事の仕事を理解していない為、採用だけが仕事と思っている。

採用後の戦力化や従業員の刺激、育成、アップデートなど眼中に無い。

下手すると、現場で使えないから人事や総務でもさせておけ、という会社もある。

⑱研修と洗脳の区別が付かない

トンデモ会社の研修の要望は、何でもハイハイ言い、寝る暇も惜しんで業績アップに邁進し、ゼニカネに煩くない社畜社員を作る事=洗脳である。

一時期流行った、長期拘束で疲弊させて判断力が薄れたところで刷り込みを行う新興宗教型洗脳スタイルの要望が今でもある。

こうした洗脳は、落伍者が出ても気にしない。

ごく一部でも洗脳された者をグループリーダー等に据え、組織の締め付けが出来れば、それでいいのである。

こういう会社の組織強化とは経営者の居心地の良い会社を作りだし、社員教育とは経営者の太鼓持ち作りの事が多い。

⑲会議が発案や議決の場になってない

会議が、ただの実績表の読み上げや、うだつの上がらない店舗長の吊し上げ、偉い人の独演会が主体。

吊し上げ対象以外の出席者は、ただひたすら嵐が過ぎるのを待つ。

遊技機のスペックや規制の話など雑談で盛り上がり、「今日は白熱しましたね」と妙な充実感に包まれる事がある。

中には、最初から現場の意見の吸い上げは眼中に無く、経営者の意向の伝達の場でしか無い場合もある。

⑳会社を私物だと思っている

小さいパチンコ企業にありがちだが、経営陣や役員を身内で占める。

会社は経営者達の生活を潤わせる為の物と思っており、従業員や取引業者達の生活を支えているという感覚は無い。

こんなトンデモ会社は昭和の腐れ会社の特徴や体質を連綿と受け継ぎ、令和のご時世になっても、全くアップデートされていない。

おわりに

さて、色々書いてきたが、トンデモのパチンコ屋にも良い事はある。

それは、経営者との距離が近い事だ。

経営者に意見を言おうと思えば言える環境だ。

ちょっと大きい会社だと、経営者と話す機会も無く定年を迎える社員がゴロゴロしてるのに。

経営者を馬鹿だの何だの罵ったところで何も進展しない。

その経営者のお陰で今の生活が成り立ってるのは間違いないだろう。

仮にトンデモ経営者だとして、トンデモ経営者のままでのさばらせているのは誰なのか。

このまま、トンデモ会社のままで、今の延長線上に光は見えるか。

トンデモ経営者を更生させる役目があるとしたら、誰が負うのか。

ちなみに、トンデモ会社の経営者ってのは孤独で独善的な人が多く、直近の部下の話には耳を貸さないのに、同じ提案でもコンサルの話は鵜呑みにする傾向がある。

自分の言いたい事をコンサルを通して伝えるズルさも必要。

コンサルなんて、所詮道具なんだから、(俺以外の)有名コンサルってのは、そうやって利用するといい。

悩める営業部長さん、どうでっか?(笑)

繰り返すが、俺以外ね。

さあ、諦めて現状を甘んじて受け入れ、トンデモ会社という泥船と共に沈むか。

会社(経営者)を変えて生き延びるか。

経営者を変えるには実績を上げるて説得力を持つか騙すしかない。

人を変えるのは難しい、自分を変える方が楽と言われる通り、自分が変わる(転職または転社)か。

トンデモ会社を、変えるも勇気、出るも勇気。

選ぶのは誰?

皆さんの会社の繁栄をお祈りしております。

ハイディホー。

寄稿者紹介

チャッキー氏

<プロフィール>

ホールも含めた、多業種の営業コンサルタント。

ぱちんこ業界を冷静に観察/分析しつつ、基本的には厳しいスタンスで臨む論客。