単位組合の定例会議「再開」に際しての懸念

まずは、同業であるホール関係者の方からのご連絡内容を紹介致します。

身元が特定できないように、ご本人のご希望箇所以外でも、当方の判断で伏字とさせて頂いた箇所があります。

また、TwitterのDMでの遣り取りにつき原文は一続きの文章ではないため、断続的な内容を一纏めに編集しております事をご承知おき願います。

ご連絡内容

日々の激務お疲れさまです。

結局自店では■までの営業となり4月の数字は壊滅で、5月は■から再開しましたが悲惨な数字になってしまいました。今月も大概まあ同じ様子で滑り出しています。弱小の自店ではショート分が営業益でリカバリ困難なもので、とりあえず会社の方には直近3か月分の機械代はがっつり抑えた格好で大して使っていないので勘弁して下さいという報告くらいしかできませんでした。

メーカーの予定がどうなるか読めないですが中古だと値が上がるようなメインの必要機が出て来るとなると買わざるを得ないため、9月の予定のようですができれば■は後ろに倒れてくれると助かります。ただし■も年末年始まで倒れてきて時期がカチ合うと半期支出が膨らむので前半コロナで負担増・後半機械代で負担増で、と考えるとわかってはいても既に気がめいっております。短期でしか数字を観れない自社では必要機とは言え機械代が単月に膨らむリスクはとれませんので。

地域の中で店名公開ギリギリまで開けていた店が■つあってその中の1つが組合長店舗なので、定例会議が7月に再開になった時に「場の雰囲気」がどの様になるかと考えると怖いですね。自推可になっているので県遊協との連絡体制を考えてひんぱんに変えるのは面倒だというのと歴が一番長いのでずっと同じ方がやっているのですが、別にそれで責めたりする流れにはならないでしょうがコロナの前の雰囲気とは違うものになるのはほぼ確実だと思っています。

個人的にはこれはこれ、それはそれ、なので自分の方では別に何も言う事は無いです。組合長の店舗は来店マンも呼ばないですし釘も綺麗ですが、他はお世辞にもよくないので、組合として業界として警察や行政、お客様に向けて何が悪いのかは簡単に言えた事ではないですから。休業したよい店が法令上では悪い店、休業は遅れたけど釘はじめ法令上では合格店、などケースはどっちもどっちじゃないでしょうか。そのことを無視して休業が早かった店舗がよい、遅かったから悪いというのでは道理が合いません。これから撤去の問題もあります。警察や行政、お客様から試される場面で1つ1つみていって全部合格の店なら他の店舗に対して堂々とできるでしょうが、そういう店は少なくともうちの組合内には1つも無いです。

東京はもっと大変だったようですが、組合の体制が維持されるようにお祈りします。お返事下さりありがとうございました。

所感

この3~5月は、何名かの同業の上位役職者や経営者の方々と主にTwitterのDMで意見交換や当地の状況を伝えあったりし、また所属しているオンラインサロンにおいても様々な地域の休業要請を巡る行政の態度等について情報が入ってくる中で、私としては各都道府県遊協(遊連)および単位組合として組織の体裁を保つのが難しい事案・局面であると考えていました。

Twitterという場においても、地方自治体の休業要請に対して最初期から素直に応じられるような運営状況ではないためある程度の期間は営業を継続せざるを得ず、これでは今後業界の事について語る資格は無いとした上で発信活動をお止めになるホール関係者が居たりと「物言う雰囲気」にすらも影響を与え初め、おそらくは組合の最小単位としての単位組合の場においてはそれがより一層顕著になるのではないかという懸念を抱いておりました。

この事は、前段で同業の方からのご連絡内容を紹介した通り、例えば「ウチは休業要請の当初から休んだが、そっちはなぜ施設名公表されるまでやっていたのか?これは単位組合だけでなく方面遊協(遊連)および全日遊連、ひいては全国のホールの社会的信用を大きく毀損する行為ではなかったか?」といった具合いに、今後の単位組合の雰囲気や在り方についても影響を及ぼす事が想定されます。

全国の多くの単位組合の状況について、伝え聞くところによれば3月中旬あたりから警戒感が高まっていた北海道・神奈川・東京など一部の地域では3月中に開催予定であった毎月の定例会合を「書面・メール通達のみ」としたところがあったり、遅くとも政府による緊急事態宣言発令後の4月上旬からは一同に会しての会合は行わず事務伝達のみとするような非常措置をとっていたところがほとんどであった事と思います。

この期間の会合は年度末・年度初めにあたり、本来であれば年間の収支報告や来年度の予定の擦り合わせはもとより当地の組合として地域との関わり方についてもざっくりとした計画を立てるような、重要な時期にあたっています。

これも普段から交流がある同業の方々からお伝え頂く限りの情報ではありますが、来年度の予算案について、既に書面での議決というかたちで大幅な支出減を決定したところもある模様です。

その原因は、第一に営業利益減を考慮した組合費の不徴収による組合活動費減、第二に廃業店舗が発生した事による月々の組合費の目減りと当該店舗に対する積立保証金返還等による負担増と言えます。

では、その補填や組合財政の維持のためにどのような対策が考えられるのかと言えば、第一に年一回の開催としている旅行等の親睦会や時節に応じて開催している慰労懇親会等の支出減や停止、第二に社会貢献活動に位置付けている支出の削減(寄付寄贈先の絞り込みおよび金額減)等と言った節約による対策です。

この第二の節約策について、これはあくまでも意見交換させて頂いた方が仰っていた限りではありますが、地方自治体首長から過酷な扱いを受けたという認識を持っている単位組合であれば、この機会にと露骨にその金額を減らすのではないかという見通しも成り立つとしており、立場を変えて行政側やこれまで寄付寄贈を受けていた施設側から見れば、場合によっては対応が悪くなったとして今後の付き合い方や業界の印象にも変化が生じるのではないかという懸念を持っておられた事を付言しておきます。

社会貢献活動を含めた地域との関わりについては、一切の見返りは求めない善意に基いた行為であるという事は承知しています。

コロナ禍における扱いへの「報復」というかたちで地方自治体との付き合い方を大幅に変更するような方面遊協(遊連)や単位組合までは出て来ないとは思いますが、仮に出て来たとしてもおかしくはないような状況下にあったのは事実と言えるかと思っております。

それだけ、全国各地のホールは切羽詰まった状況で少なくとも4月上旬から5月下旬までの約1か月半を過ごしたのであり、ようやく営業が再開し徐々に遊技客が戻って来ている今の状況は、いくらか気が休まりようやくここに来て「地方自治体によるコロナ対策は妥当だったのか」「当地のホールがおかれていた状況」等について冷静な視点で振り返る事が出来るようになったと思っておる次第です。

楽太郎

Posted by 楽太郎