GW明け導入の中古機選定に拘ったが、書類が発給されず一部の機種が導入日未定になってしもうた

2020年4月14日

サラリーマン楽太郎

読者歴が長い方はご存知の通り、私は中小ホール企業勤めであり、課されている役割としてはホール事業部の責任者である。

ほんで、私よりも社歴が長いか立場が上なのは下記の4名であり、ざっくりとではあるがその枠割や人となりは…

①経営者様

・経営、不動産事業(家業であり本業)、飲食事業(ほぼ趣味)、ホール事業には全体数字に対してだけ口出し

・親父さん(先代経営者であり十数年前に他界)の教育が良かったせいか「パチ屋なんてこんなもん(=地元客相手に細々とやるもんであり、店舗拡大して抱える従業員を増やして大掛かりにやる必要はない)で十分。ウチは不動産屋だ」「客がいないと商売にはならないから、取る粗利には十分に気を付けろ」みたいな感じの、どちらかと言えば古いタイプの経営者であり、ホール現場の細かい事には一切口出ししない。私に色んなものをくれる良い人

②副社長

・経営、不動産事業

・幹部陣以外にとっては完全に謎の男であり、適当に社歴があっても接点が一切ないという社員も多い。私自身、この人に関しては良く分からない事が多いが、ダンディズムを感じたり凄く高いウイスキーをくれたりするので、たぶん良い人。

③専務

・経営、不動産事業。飲食事業に関しては一応責任者(経営者様から、いつの間にかそういう事にされていたっぽい)

・経営者様の側近中の側近であり、切れ者。私に色んなものをくれる物凄く良い人

④常務

・経営、不動産事業

・ド素人のくせにホール事業に強く口出しするのでそのうち潰す予定の私の天敵だが、不動産事業にとっては要であり動かす金額が桁違いの凄腕。私には何もくれないドケチな悪人であり加齢臭がキツい。滅びるべきだが、実際に滅ぶと会社の経営に多大な影響が出るので、そこらへんが私が「事に及べない」理由でもある。酒が好き

⑤経理部長

・経営、経理

・私に日常的に色んなものをくれる凄く良い人。甘い物が好き



ざっと、こんな感じである。

ほんで、これは中小企業あるある だが、ホール事業部の責任者とはいえ経営者様、専務、常務の3名の代わりに誰かと面会したり研修会/講習会に出席したり、各所の地主さんに暑中見舞いやお歳暮お年賀を持参してペコペコしたり、所轄の懇話会とか武道初めとかに出席して署長さんに媚を売ったり、法人会に行って地元の有力者の方々の難しい話をうんうん頷いて分かったフリしながら聞いたり、その他諸々の「お遣い」的な色んな業務をコミコミでこなしているので、何かと忙しい。

Twitterで「今日は■に行くでよ」とか移動や面会等が結構多いのは、そのせいである。

ニクい程に敏腕でスマン

さて、そんな楽ちゃんであるが、今の本社役職に就く前は前営業部長の補佐的な立場(明言は避けるが、要は課長とか代理とか、そんな感じ)で長い事本社業務をたまにやりつつ、メイン業務としてはやはり管理店舗で日々ハッスルしておった。

最初のブログ「パチンコ屋の裏話 現役店長がこっそり更新」を作ったのは、ちょうどその頃である。

で、先ほども軽く触れた通り、自社のホール事業はエンターテインメントとかアミューズメントとか、そんな感じのイケてるようなものではなく、いわゆるパチ屋として地元のお客さん方から適当にご支持を賜りながら50数年間にわたって適当な営業を続けて来た企業/店舗である。

そういう店舗を管理している、私のまあ「ポリシー」的なものだが

・いつ来店しても、適当に遊べる台が適当数用意してある

・生活できるくらい勝てたりはしないが、日々適当に勝ったり負けたりできるお店

・良くはないが、そんなに悪くはないお店

こんな考え方に基いて、初めて店長になって以来ずっと地道にやって来た。

適当に~とか、何やらモヤっとした表現が多い訳だが、ではそれをどんな感じに判断しているのかと言うと、私は管理店舗におけるデスクワークとホールのお散歩、本社業務におけるデスクワークと前述したようなお遣い的な業務をバランス良くこなすのは得意なスーパー業界人なので、今になっても週に15時間くらいはホールをお散歩して常連さん方の相手をしながら業務にあたっており、常連客が日々一喜一憂出来ているかどうか?会社として経営者様から「まあ、こんなもんだろ」くらいのご評価を得ているかどうかがひとつの基準になっている。

そういった意味で、釘とか設定とかの「調整」の真髄とは、数値を合わせたり狙った範囲に留め置く事では無く、遊技客と会社それぞれの利益という、一見すると相容れないもののバランスを「調整」する事にある。

これは言葉にすれば簡単だが、ホールの店舗管理責任者にとっては最も重要な事なので、特に若手の役職者の方々におかれては、毎日1万回唱えたりデスクに彫刻刀で刻んで入れ墨したりして、是非心に留め置いて下さればと思う次第である。



こういった毎日を送る中で、ホールをお散歩している際にたまに話題になるのは「楽ちゃん、太鼓の達人もう1台買ってよ」とか「ビッグドリームもうちょっと遊びやすくしてよ」みたいな遊技機絡みのオネダリであり、上手い事かわしたり、微妙に期待感を持たせつつ余裕で裏切ったり、時々要望に応えたりと、営業状況や相手に応じてその都度対処している。

そんな私だが、GW明けから夏場にかけて、ある事を営業プランの中心に据えておった。

それは、設置比率を早いペースで上げて来て、常連客がすっかり慣れてくれた感がある新規則パチンコ機を前述したような考え方に則って更に遊びやすいレベルで運用し、しっかりと集客して行く、という事である。

特に、甘デジとライトミドルといった軽めのタイプ機に関しては、中古機を買うにしても実績があるもの、通好みのものを取り揃えて、ちょっと高いなと思っても導入されれば喜んでくれそうな常連客ひとりひとりの顔を思い浮かべながらじっくりと機種選定させて頂き、納得感があるかたちで5月の導入リストを作成する事が出来ていた…はずであった。

買ったが、導入できん

3月初旬、これは経験上とも言えるし時期的、状況的にとも言えるが、私は付き合いがある販社さんにかなりの機種数、台数の中古機導入リストを前もって渡していた。

付言として「GW前の駆け込み入替で価格が上がる気配が見えた機種は、そちらの判断で買っておいて欲しい、ただし、■万円以上になった際には保留する」「一部メーカーが部材の都合上、また大手ホールが土日祝休業に踏み切る可能性がありそうなので、新機種の販売…というか納品にマイナス影響が出る可能性があると判断している。大手ホールは仮に土日祝休業したり告知自粛が長引いた際に満足が行く新装開店が出来ないと言う事でメーカー側に“新機種納品の日程を後ろ倒しにするように”と強く要請して、それをメーカー側が飲む可能性があるとも思っている」といった感じに、申し伝えておいた。

そして、販社さんは「安い」或いは「待っても下がらない」と判断した価格帯でリストの中古機を買ってくれて、それを保管したり現設置店舗から撤去される日をのんびり待っていた状況であった。

まあ、これが普通である。

しかし、新型コロナ蔓延の事態は私の無根拠な素人予想を大きく超えて、政府/各都道府県でも対処に苦慮するようなレベルで感染拡大の一途を辿る事となった。

そしてそれは、ぱちんこ業界のある職域にも影響を及ぼした。

それは、中古機流通システムであり、私が居る関東圏を管轄する東日本遊技機商業協同組合、通称「東遊商」における中古遊技機書類発給が実質的に一時停止してしまう事となってしまったのだ。

この原因は、同組合の所在地が「東京都台東区東上野3丁目」という「何やら、よく見聞きする」場所である事から、何となく察して頂けるのではないかと思う。

これはまさにお察しの通り、新型コロナ診療の最前線として医療従事者の皆様が奮闘して下さるも、不幸にも院内感染の拡大により感染源という汚名まで着せられているような状況にある、かの永寿総合病院の200m圏内にあるからである。

今となっては往時の隆盛は見る影も無いが、それでも上野と言えば特に幹線道路、高速自動車道交通の要所として注目されパチンコスロットメーカーがこぞって拠点を構え「上野村」とも呼ばれるエリアであり、1990年代以降はエリアの盟主としてオリエンタル/パサージュとPIAを筆頭に個性が強い営業店舗が密集し、私の世代にとっては「どこかのお店が必ず何かしらアツい営業をやっているので、とにかく上野に行きさえすればOK」「道行く人々の会話のほぼ100%がパチンコスロット関係」という認識のエリアであった。

その上野にも、コロナウイルスの脅威は残酷、無慈悲にも迫って行ったという訳である。

東遊商とは?

次に、「事情は分かったが、ところでその団体は、一体何やっているところなんじゃろか?」という方のためにごく簡単に説明すると、ホールを相手にパチンコ機を売買している販社さんから出された中古機流通書類の申請内容を審査して、問題が無い(つまり不正機ではない)事が確認されれば速やかに「証紙」を発給する事で、管轄エリア内(東京、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡)のパチ屋にその台が適正な流通経路で設置されるような環境を整える、というのがメイン業務である。

つまり、逆の言い方をすれば、ここの機能が停止してしまうと、管轄エリア内の中古機の流通が止まってしまうという事になる。

私は流通側の細かい事情に関しては販社さんから事情を説明して頂く限りでしか知り様がない立場なのだが、今回の事態に際してまず最初に思った事は、上位組織である全国遊技機商業協同組合連合会(通称「全商協」)が東遊商の業務を代行できないのか?そういう実務機能は備えていないのか?或いは隣接する他エリア管轄の遊技機商業協同組合の方でカバー出来ないのか?という事であった。

まあ、全商協の事務局の所在地が東遊商の直近であり、ここもやはり永寿総合病院の近隣に含まれるので既にまともに機能する事は困難な状況下にあるのかも知れないし、実務機関ではなくあくまでも意思決定の機関に過ぎないのかも知れない。

また隣接する遊商、例えば中部遊商が業務代行しようにも普段遣り取りしている公安委員会もメーカー拠点も販社さんもホールの顔ぶれもまるで違うので勝手が分からず難儀する…というような可能性もあるかと思うので、そういった事情を知らずに意見するのも失礼なのでこの件はこれくらいにしておく。

次に思ったのは、書類審査および証紙発給が可能なサテライトオフィス的な場所は他に無いのか?必要な機器を移設して急場でそういう仮オフィスを設営する事は出来なかったのか?という事である。

ただし、これについても、業務の詳細を把握していない身で責め立てるのは気が引けるため、あくまでもホール側の意見として

「新規則機化という命題と、新機種の価格上昇を考慮した際に、今後ますます中古機の需要が増す流れで、今回のような事態に陥った事について、東遊商側の対策、対処不足を指摘する者は多いだろう」

…とだけ申し添えておきたい。



最後に、業界人、特にホール側という直接的に影響を受けている立場で非難するのは容易だが、東遊商関係者の皆様におかれては、心身の健康を保って頂く事はもちろん最重要であるが、やはりなるべく早期の業務再開をお願いしたい限りである。

それが、ホール側にとっては、不透明な先行きの見通しにおけるひとつの灯ともなるからである。



以上、今回はこれくらいにしておこうかと思います。

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楽太郎

Posted by 楽太郎